トリッカーの平成28年排出ガス規制適合前後の違いを比較

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トリッカーの「JBK-DG16J」と「2BK-DG32J」の違いを比較

 

ヤマハ トリッカーの歴史

2004年3月30日にヤマハ トリッカーが新登場。型式は、BA-DG10J
どんな場所でもどんな乗り方でも気軽に楽しめる「フリーライド・プレイバイク」というコンセプトの元に開発。車体色は、3色(シルバー3、マットブラック2、ダークパープリッシュブルーメタリック2)の設定。
2005年4月1日にヤマハ トリッカーを発売。
2005年モデルのトリッカーの車体色は、従来モデルと同じマットブラック2とシルバー3の全2色の設定。
2005年4月1日にヤマハ トリッカーSをタイプ追加。
トリッカーSの車体色は、マットブラック2の1色の設定。
トリッカーSには、オレンジ色のピンストライプ入り専用ホイールやメタリック塗装のタンクカバーを採用。
トリッカーとトリッカーSの違いの比較は、こちら。
2006年3月30日にヤマハ トリッカーとトリッカーSをカラーチェンジ。
車体色は、トリッカーが新色の2色(シルバー3、ブラックメタリックJ)の設定。トリッカーSが新色の1色(ビビッドオレンジメタリック2)の設定。
2008年1月30日にヤマハ トリッカーとトリッカーSをマイナーチェンジ。型式は、JBK-DG16J
F.I.を採用、吸気ポート形状の変更などで環境性能・トルク感向上。タンク容量が1.2Lアップし7.2Lに。シート形状を変更し、快適性が向上。フロントサスのセッティングを変更し、操縦安定性の最適化。車体色は、トリッカーが新色のマットブルーメタリック3と継続色のビビッドオレンジメタリック2の2色の設定。トリッカーSが新色のマットブラック2の1色の設定。
トリッカー キャブとFIの違いを比較
2010年1月15日にヤマハ トリッカーをカラーチェンジ。
車体色は、新色のマットブラック2と継続色のビビッドオレンジメタリック2の全2色の設定。
2014年1月21日にヤマハ トリッカーをカラーチェンジ。

車体色は、新色の2色(ディープオレンジメタリック7、マットブラック2)の設定。
2018年9月20日にヤマハ トリッカーをフルモデルチェンジ。型式は、2BK-DG32J
平成28年排出ガス規制に適合。環境性能を高めるのにO2フィードバック制御を行うフューエルインジェクションとキャニスターを装備。エンジン出力が少し向上、タンク容量が少し減る。車体色は、2色(ディープオレンジメタリック7、マットブラック2)の設定。

 

 

ここでは、上の黄色の部分
2014年1月21日発売のヤマハ トリッカー(型式 JBK-DG16J)と
2018年9月20日発売のヤマハ トリッカー(型式 2BK-DG32J)
の違いを比較しました。

 

 

トリッカーの「JBK-DG16J」と「2BK-DG32J」のスペック表の違い

※数字が大きい方がこの色

タイプグレード名 tricker XG250 tricker XG250
モデルチェンジ区分 カラーチェンジ フルモデルチェンジ
型式 JBK-DG16J 2BK-DG32J
発売日 2014年1月21日 2018年9月20日
仕向け・仕様 国内向けモデル 国内向けモデル
全長 (mm) 1980 1980
全幅 (mm) 800 800
全高 (mm) 1145 1145
ホイールベース (mm) 1330 1330
最低地上高(mm) 280 280
シート高 (mm) 810 810
車両重量 (kg) 125 127
最小回転半径(m) 1.9 1.9
乗車定員(名) 2 2
燃料消費率 国交省届出(60km/h走行時)(km/L) 39 45.2
燃料消費率 WMTCモード値(km/L) - 38.7
原動機型式 G370E G3J9E
原動機種類 4ストローク 4ストローク
気筒数 1 1
シリンダ配列 単気筒 単気筒
冷却方式 空冷 空冷
排気量 (cc) 249 249
カム・バルブ駆動方式 OHC(SOHC) OHC(SOHC)
気筒あたりバルブ数 2 2
内径(シリンダーボア)(mm) 74 74
行程(ピストンストローク)(mm) 58 58
圧縮比(:1) 9.5 9.7
最高出力(kW) 14 14
最高出力(PS) 18 20
最高出力回転数(rpm) 7500 7500
最大トルク(N・m) 19 20
最大トルク(kgf・m) 1.9 2
最大トルク回転数(rpm) 6500 6000
燃料供給方式 フューエルインジェクション フューエルインジェクション
燃料タンク容量 (L) 7.2 7
燃料(種類) レギュラーガソリン レギュラーガソリン
エンジン始動方式 セルフスターター式 セルフスターター式
点火装置 フルトランジスタ式 フルトランジスタ式
点火プラグ標準搭載・型式 DR7EA -
点火プラグ必要本数・合計 1 1
搭載バッテリー・型式 YTZ7S YTZ7S
バッテリー容量 12V-6.0Ah 12V-6.0Ah
エンジン潤滑方式 ウェットサンプ式 ウェットサンプ式
エンジンオイル容量※全容量 (L) 1.4 1.4
エンジンオイル量(オイル交換時) (L) 1.2 1.2
エンジンオイル量(フィルタ交換時) (L) 1.3 1.3
推奨エンジンオイル(SAE粘度) 10W-40 10W-40
クラッチ形式 湿式・多板 湿式・多板
変速機形式 リターン式・5段変速 リターン式・5段変速
変速機・操作方式 フットシフト フットシフト
1次減速比 3.083 3.083
2次減速比 3 3
変速比 1速 2.845/2速 1.812/3速 1.317/4速 1.034/5速 0.820 1速 2.845/2速 1.812/3速 1.317/4速 1.034/5速 0.820
動力伝達方式 チェーン チェーン
スプロケット歯数・前 15 15
スプロケット歯数・後 45 45
チェーンサイズ 428 428
標準チェーンリンク数 124 124
フレーム型式 セミダブルクレードル セミダブルクレードル
キャスター角 25°10 25°10
トレール量 (mm) 92 92
ブレーキ形式(前) 油圧式ディスク 油圧式ディスク
ブレーキ形式(後) 油圧式ディスク 油圧式ディスク
ブレーキオイル適合規格 DOT 4 DOT 4
懸架方式(前) テレスコピックフォーク テレスコピックフォーク
フロントフォークタイプ 正立フォーク 正立フォーク
懸架方式(後) スイングアーム式 スイングアーム式
ショックアブソーバ本数(後) 1 1
タイヤ(前) 80/100-19 80/100-19
タイヤ(前)構造名 バイアス バイアス
タイヤ(前)荷重指数 49 49
タイヤ(前)速度記号 P P
タイヤ(前)タイプ チューブタイヤ チューブタイヤ
タイヤ(後) 120/90-16 120/90-16
タイヤ(後)構造名 バイアス バイアス
タイヤ(後)荷重指数 63 63
タイヤ(後)速度記号 P P
タイヤ(後)タイプ チューブタイヤ チューブタイヤ
ホイールリム幅(前) 1.85 1.85
ホイールリム幅(後) 2.15 2.15
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・前) 1.5 1.5
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・後) 1.75 1.75
ヘッドライト定格(Hi) 60W/55W 60W/55W
ヘッドライトタイプ(Hi) H4 H4
テールライト定格(制動/尾灯) 21W/5W ×1 21W/5W ×1
スピードメーター表示形式 アナログ アナログ
メーカー小売価格/カラーバリエーション 415,800円(本体価格396,000円、消費税19,800円)
マットブラック2(マットブラック)、
ディープオレンジメタリック7(オレンジ)
467,640円(本体価格433,000円/消費税34,640円)
ディープオレンジメタリック7(オレンジ)、
マットブラック2(マットブラック)
国内年間計画販売台数 800台 800台
ヤマハ トリッカーの年間販売計画台数の推移は、こちら。

 

トリッカーの「JBK-DG16J」と「2BK-DG32J」の違いを比較

 

トリッカーの「JBK-DG16J」と「2BK-DG32J」の違いを比較の詳細

 

トリッカーの「JBK-DG16J」と「2BK-DG32J」の違いを比較

 

 

2018年9月20日のマイナーチェンジでの変更点は、
平成28年排出ガス規制に適合するために、
優れた環境性能と燃費性を実現する02フィードバック制御のFIになったのと、
蒸発ガソリンの外気への排出を低減するキャニスターがついた。
それで型式が「JBK-DG16J」から「2BK-DG32J」になった。

 

スペック表の違い

 

●発売日
2014年1月21日 → 2018年9月20日

 

●型式
JBK-DG16J → 2BK-DG32J

 

●車両重量
125kg → 127kg

 

●燃料消費率 国交省届出(60km/h走行時)
39km/L → 45.2km/L

 

●原動機型式
G370E → G3J9E

 

●圧縮比
9.5:1 → 9.7:1

 

●最高出力
18PS → 20PS

 

●最大トルク
19N・m → 20N・m

 

●最大トルク
1.9kgf・m → 2kgf・m

 

●最大トルク回転数
6500rpm → 6000rpm

 

●燃料タンク容量
7.2L → 7L

 

●メーカー小売価格
415,800円 → 467,640円

 

 

タンク容量が0.2L減ったのは、タンク内に装備しているやつの体積が変わったからだと思う。まあ、燃費が39.0→45.2km/L(60km/h、2名乗車時)と1割ちょい良くなったからいいけど。

 

 

最高出力(kW)を見ると新型と旧型のどちらも同じ14kWになってるのに、最高出力(PS)だと旧型が18psで新型が20psになってる。これは、現在では最高出力をkWで計測してて、ヤマハはそれを従来のpsに換算した数値をスペックに併記してる。その時にkWもpsも小数点以下は四捨五入して掲載してるけど、旧型は切り上げられて14kWになったのに対して、新型は切り捨てられて14kWになってる。そして四捨五入前のkWをpsに換算したら、旧型は切り捨てられて18psになって、新型は切り上げられて20psになった。ちなみにトリッカーの小数点以下の数値は公表されてないけど、セロー250だと下記のような数字を書いてる人がいた。
14kW(18PS)…13.500kW (18.355PS)〜13.607kW (18.499PS)
14kW(20PS)…14.342kW (19.500PS)〜14.499kW (19.731PS)

 

 

キャニスターは、邪魔くさいけど、義務だからしょうがないね。その代わりにAIが無くなった。

 

 

キャニスターは、壊れそうな位置に付いてるけど大丈夫かな。

 

 

キャニスターが微妙な位置にあるからオフ車としてはどうかなって思う。

 

 

キャニスターは、「外してください」って言ってるような位置と設置だから
つまりそういう事だろ。

 

 

排ガス規制に対応しただけで4万円値上げは、痛いね。まあ、排ガス規制の対応にコストかかるのは、わかるけど消費者側にメリットない。せめて、カラーリング変更したり、灯火類をLEDにするぐらいの進化が欲しかった。

 

 

スペックの燃費と馬力は上がってるけど、計測方法が変わっただけでしょ。

 

 

圧縮比が変更されてるから実馬力も実燃費も少し変わってるよ。まあ、体感出来るようなものじゃないかもしれないけど、排ガス規制で馬力が落ちると思ってたから朗報だと思う。

 

 

馬力の数字が若干上がっても、エンジンや排気量が変更しない限り体感出来るほどの違いはないから、気にする必要はない。

 

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