ZZR1100のC型とD型の違い

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ZZR1100のC型とD型の違い

 

カワサキ ZZR1100の歴史

1990年モデルの海外仕様が新発売。
ZZR1100は、ZX-10の後継として発表され1990年に発売。輸出専用車で日本国内では正規販売されてない。乾燥重量は、228kg。車体色は、2色(エボニー×メタリックソニックブルー、ルミナスルージュVIF×メタリックキャニオンシルバー、エボニー)。北米仕様は、エボニーのみ。
1991年モデルの海外仕様がマイナーチェンジ。
ドライブチェーン、キャブレター内のパーツ交換など。車体色は、2色(エボニー×パールコスミックグレー、メタリックバイオレットロイヤル×メタリックイベンティッド。北米仕様は、エボニー×ルミナスローズオーパー。
1992年モデルの海外仕様がマイナーチェンジ。
ミッションの2速ギアを強化型に改良。リアのブレーキホース取り回しを変更。車体色は、3色(ソリッドカラーのエボニー、エボニー×ファイアークラッカーレッド、メタリックオパールシルバー×メタリックソニックブルー)。北米仕様は、欧州仕様と同じエボニーのみ。
1993年モデルの北米仕様が発売。
米国(リンカーン工場)だけで生産された北米仕様のみ。このモデルは、C4で後継モデルのD1のエンジンをC3の車体に搭載したもの。D1と併売された。
1993年モデルの海外仕様がフルモデルチェンジ。
このモデルは、D1でここからD型となり、ZZR1100後期型と呼ばれる。カウルデザインを滑らかな形状に。ラムエア吸気口が1つから2つに増えた。エアボックスの容量を拡大。エアフィルタの面積を拡大。アウトプットシャフトが長くなり、スプロケットがGPz900Rと同じオフセット0のものとなった。シリンダヘッドのカムジャーナル部分のオイル穴が楕円状となって潤滑性が向上。ドッグの形状やギヤ比を変更。スロットルレスポンスやパワーデリバリーの過渡特性がアップ。フレームは、押出し式から強度分布を管理しやすいプレスによる合わせ式に変更。燃料タンク容量が21Lから24Lに。リアタイヤのサイズが170/60-17から180/55-17にアップ。燃料計を追加。ブレーキは、フロントディスクが310mmから320mmに大径化し、穴のパターンを左右対称とした。リヤは、キャリパーが片押し2ポットから対向ピストン(2ポット)に変更。耐久性重視のためにクランクシャフトやピストン形状を変更。ステムシャフト部の強度をアップ。アクスルシャフトを大径化。乾燥重量が233kgと若干増加。車体色は、3色(エボニー×パールティールグリーン、メタリックバイオレットロイヤル×キャンディサンゴッドオレンジ、エボニー×ジュピターグレーマイカ)。北米仕様は、キャンディワインレッドのみ。北米仕様だけZX-11のエンブレムが立体。

1994年モデルの海外仕様がカラーチェンジ。
カウルのサイドにグラフィックを追加。車体色は、4色(エボニー×キャンディワインレッド、パールティールグリーンメタリックノクターンブルー、キャンディワインレッド、パールグリニッシュブラック)。北米仕様は、パールグリニッシュブラックのみ。
1995年モデルの海外仕様がフルモデルチェンジ。
欧州の騒音規制強化へ対応。エキゾーストパイプの集合部からサイレンサーまでの内部側に3重構造の吸音材を追加。エアクリーナーの構造変更。スプロケットを45Tから44Tに変更。北米・カナダ仕様は、45T。フロントフォークとキャブセッティングの変更。ツイントリップメーターを廃止、デジタル時計を追加。ミッション内のスプリング変更でシフトタッチ感を向上。車体色は、3色(パールプラッシュブラックマイカ、メタリックソニックブルー、キャンディワインレッド)。北米仕様は、パールプラッシュブラックマイカのみ。
1996年モデルの海外仕様がカラーチェンジ。
リアカウルの「1100」の文字が立体エンブレムに変更。車体色は、2色(ルミナスウインドウズグリーン、キャンディカーディナルレッド)。

1997年モデルの海外仕様がマイナーチェンジ。
タイヤの銘柄をブリヂストン→ダンロップに変更。ラム圧ダクトにエアチャンバーが追加。車体色は、3色(キャンディアマランスレッドマイカ、ルミナスウインドソーグリーン、パールジェントリーグレー)。北米仕様は、2色(キャンディアマランスレッドマイカ、ルミナスウインドソーグリーン)。
1998年モデルの海外仕様がカラーチェンジ。
アンダー部分がシルバーとなった。カウルのサイドにKLEENの文字が入った触媒付モデルも発売。車体色は、2色(キャンディワインレッド、エボニー)。北米仕様は、エボニーのみ。
1999年モデルの海外仕様がカラーチェンジ。
フレーム色がブラック色となった。車体色は、2色(キャンディワインレッド、エボニー)。北米仕様も同じ。
2000年モデルの海外仕様がカラーチェンジ。
車体色は、エボニーのみ。
2001年モデルの海外仕様がカラーチェンジ。
最高速度規制にあわせスピードメーター表示が320km/hから280km/hに変更。KLEENを標準搭載。欧州仕様、北米仕様共に車体色は、ルミナスビンテージレッドのみ。これがZZR1100の最終モデル。

 

 

ここでは、上の黄色の部分
1991年モデルのカワサキ ZZR1100(C型)と
1993年モデルのカワサキ ZZR1100(D型)
の違いを比較しました。

 

 

ZZR1100のC型とD型のスペック表の違い

※数字が大きい方がこの色

タイプグレード名 ZZR1100(C2) ZZR1100(D1)
モデルチェンジ区分 マイナーチェンジ フルモデルチェンジ
年式 1991年モデル 1993年モデル
仕向け・仕様 海外向けモデル 海外向けモデル
全長 (mm) 2165 2165
全幅 (mm) 720 730
全高 (mm) 1210 1205
軸間距離 (mm) 1480 1495
シート高 (mm) 780 780
乾燥重量 (kg) 228 233
乗車定員(名) 2 2
原動機種類 4ストローク 4ストローク
気筒数 4 4
シリンダ配列 並列(直列) 並列(直列)
冷却方式 水冷 水冷
排気量 (cc) 1052 1052
4スト・カム駆動方式 DOHC DOHC
4スト・気筒あたりバルブ数 4 4
内径(シリンダーボア)(mm) 76 76
行程(ピストンストローク)(mm) 58 58
圧縮比(:1) 11 11
最高出力(PS) 147 147
最高出力回転数(rpm) - 10500
最大トルク(N・m) 11.2 11.2
最大トルク回転数(rpm) 8500 9500
燃料タンク容量 (L) 21 16
燃料供給方式 キャブレター キャブレター
エンジン始動方式 セルフスターター式 セルフスターター式
点火装置 フルトランジスタ式 フルトランジスタ式
点火プラグ標準搭載・型式 CR9E CR9E
点火プラグ必要本数・合計 4 4
搭載バッテリー・型式 YB14L-A2 FTZ14-BS
エンジンオイル容量※全容量 (L) - 3.5
クラッチ形式 湿式・多板 湿式・多板
変速機形式 リターン式・6段変速 リターン式・6段変速
動力伝達方式 チェーン チェーン
スプロケット歯数・前 17 17
スプロケット歯数・後 45 45
チェーンサイズ 530 530
標準チェーンリンク数 110 110
フレーム型式 アルミペリメター(推し出し材) アルミペリメター(プレス材
ブレーキオイル適合規格 DOT 4 DOT 4
懸架方式(前) テレスコピックフォーク テレスコピックフォーク
懸架方式(後) スイングアーム式 スイングアーム式
ブレーキ形式(前) 油圧式ダブルディスク 油圧式ダブルディスク
ブレーキ形式(後) 油圧式ディスク 油圧式ディスク
タイヤ(前) 120/70ZR17 120/70ZR17
タイヤ(前)構造名 ラジアル ラジアル
タイヤ(前)タイプ チューブレス チューブレス
タイヤ(後) 170/60ZR17 180/55ZR17
タイヤ(後)構造名 ラジアル ラジアル
タイヤ(後)タイプ チューブレス チューブレス
ヘッドライトタイプ(Hi) H4 H4

 

ZZR1100のC型とD型の違い

 

ZZR1100のC型とD型の違いについての口コミ

 

 

俺は、C乗りだけど、Dの方がテールがカッコイイと思う。

 

 

C型の直線的なデザインの方がカッコイイと思う。

 

 

フレームは、C型が先代モデルのZX-10と同じの「押出し式」。D型は、強度分布を管理しやすい「プレスによる合わせ式」。

 

 

C型とD型は、フレーム、カウル形状、エンジン内部、ミッション、前後サスペンションまでかなり違うよ。

 

 

D型になってステムシャフト部の強度が向上されて、アクスルシャフトが大径化された。

 

 

D型になってリアディスクの穴のパターンが左右対称になって左右共通部品になったね。

 

 

C型とD型を比較したらD型の方がツアラー的な性格がより強く出てる。

 

 

D型は、快適性を重視してC/D値(前面投影面積)が増加したし、タイヤサイズ変更で最終減速比が変わったから最高速は、少し落ちてると思う。

 

 

C型とD型は、リヤタイアのサイズが違うね。
C型は、170/60-17
D型は、180/55-17
ホイールサイズは、5.50inで一緒。

 

 

C2乗りだけど、1,2速でアクセルオフから開ける時ドンツキするから街乗りだと凄く乗りずらい。ちなみにドンツキは、バイクの姿勢を崩すくらいで、アクセル開けた時に思ったより前に出てしまう。あくまで極低速でのことだから中高速域では気にならない。

 

 

バイク屋のおじさんがハブダンパーがC型は、D型の半分ぐらいしか持たないって言ってたよ。それで極低速でドン付き出始める。だから俺は、C型乗ってるけど、1年or10.000km毎に交換してる。早目に交換しないとミッションまでおかしくなるから。

 

 

D型は、シリンダヘッドのカムジャーナル部分のオイルの穴が楕円状に変更されて潤滑性がアップしてる。

 

 

バイク屋にC型を見に行ったら、「C型はギア抜けが激しいからあまりオススメできません。多少高くなってもD型にしたほうがいいですよ」って言われた。確かにギア抜けは嫌だし、対策されたC3でも、D型ほど万全じゃないみたい。

 

 

D型は、ラム圧機構が大きく変更されてる。吸気口が2つになったり、エアボックスの容量が増えたり、エアフィルタの面積が拡大された。それから排ガス対策のため排気ポートに新気導入装置が導入された。クランクシャフトやピストン形状も耐久性を重視して変更されてる。

 

 

C型で評判が悪かったトランスミッショントラブルが、D型はドッグの形状やギヤ比などを変更して改善されてる。

 

 

俺は、C型の片側に寄ってるダクトが好きだった。でもD型の迫力あるフォルムも好き。

 

 

俺は、C型乗りだけど、C型の見た目はエイっぽい。C型は、カッコ悪いとは思わないけど、流線型で迫力があるD型の方がカッコ良くみえる。

 

 

C型のデザインは、カワサキ初期のZ1やGPz900Rを手がけた人たちが結集して作ったバイク。D型は、若いデザイナー達が手掛けた比較的近代的なデザイン。

 

 

C1、C2、C3でもD用ギア組み込みして対策してれば全く心配ないよ。俺は、C1乗りだけど、D用ギア組み込みしてるから問題ないし。でも外から見ただけじゃ中身のミッションはわからないからね。

 

 

燃料タンクがC型の21LからD型24Lにアップ。

 

 

D型になって乾燥重量が少し増加して233kgになった。

 

 

俺は、C2に乗ってるけど、調子を維持するのに金がかかる。まあ、自分でできるなら金をかけなくても乗れるけど、もうかなり前のバイクだから初心者となるとおそらく、みすぼらしいことになりそう。だからC型に特別な思い入れがない人は、高年式のD型にしたほうがいいよ。トータルコストでは、たぶんD型の方が安く済むと思う。

 

 

●C型とD型の違いで俺が覚えてるのを書いとく。

  • フレームの違い(ダウンチューブは互換性あり)
  • コックの違い(C型リザーブ無し D型リザーブあり)
  • クランクの違い(C型のが軽い)
  • スイングアームの構造の違い
  • フォークオフセットの違い(C型が33mm(?) D型が35mm)
  • キャスター/トレールの違い(C型が26度/103mm D型が26.5度/107mm)
  • メインフレームの構造の違い(C型がアルミ押し出し D型がプレスの溶接合わせ)
  • リアキャリパーの構造の違い(C型が方押し2ピストン D型が対向2ピストン)
  • オイルクーラー容量の違い(C型よりD型のがコア数が多い)
  • ミッチョンの違い(C1〜C2→強化→C3→強化→D1〜D3→強化→D4〜D9)
  • 燃料計の違い(C型はリザーブの切り替えがなく警告灯2個が点灯するだけ D型はメーターあり)
  • リアブレーキのディスクの違い(C型が6穴、D型が4穴)
  • フロントブレーキのディスク径の違い(C型が310mm D型が320mm)
  • リアタイヤの違い(リム幅は同じ)(C型が170/60?17 D型が180/55-17)
  • サスペンションの違い(リアは互換性あるけど、C型のをD型につけたら尻下がりになるみたい)
  • カウンターシャフトの長さの違い(ドライブスプロケのオフセットが違う)(C型はoffsetあり D型はオフセット無し)

 

これらの変更でD型の乗り心地は、C型より剛性感がある。

 

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