CB400SF教習車仕様とNC750L教習車仕様の違いを比較

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CB400SF教習車仕様とNC750L教習車仕様の違いを比較

 

ホンダ CB400SFの歴史

1992年4月23日に新登場。型式は、NC31
CB400SFは、PROJECT BIG-1のコンセプトの下に開発。PROJECT BIG-1のコンセプトとは、心臓部に4ストローク・DOHC・水冷直列4気筒エンジンを採用。ワイルド&セクシーなスタイル。走る者の心を魅了する感動性能を有することの3つ。フレームには、丸型断面パイプのダブルクレードル・フレームを採用。シートの下には、小物を収納できる容量5.5Lのユーティリティボックスを装備。ブレーキは、フロントに油圧式ダブルディスク、リアに油圧式シングルディスクを装備。車両重量は、192kg。車体色は、5色(ブラック、イエロー、レッド、シルバー/ブルー、ブラック/グレー)。
1994年3月14日にマイナーチェンジ。
左右のサイドカバーに質感の高いサチライトメッキの立体エンブレムを採用。新しく燃料計を装備した、新設計の3眼メーターを採用。スピードメーター、タコメーターのケースリング部にクロームメッキ処理を施し、文字盤の目盛り配置と各種表示灯のレイアウトを変更、メーター照明もグリーンにするなどの機能性とグレード感をさらに向上。前後ウインカー兼用のハザードランプも新しく採用。車体色は、5色(モーリタニアバイオレットメタリック、ピュアブラック、パールシャイニングイエロー、キャンディトランスパレントレッド、バーメタリック)。
1994年7月20日にカラー追加。
車体色は、5色(キャンディトランスパレントレッド、ピュアブラック、パールシャイニングイエロー、キャンディトランスパレントレッド、ラピスブルーメタリック/スパークリングシルバーメタリック)。
1995年3月10日にマイナーチェンジ。
シリンダー下部の側面部分に冷却フィンを新しく追加し、シリンダーヘッドカバーを大型化し、エンジン全体をブラック基調とし、より精悍で力強いエンジン外観に。車体色は、3色(ブラック、レッド、ブルー)。
1995年7月15日にカラー追加。
車体色は、4色(スターライトシルバー、ブラック、レッド、ブルー)。
1996年1月にカラーチェンジ。
車体色は、2色(レッド、ブルー)。
1996年12月15日にマイナーチェンジ。
シートカウルをよりスポーティーな形状に変更し、制動フィーリングに優れた異径4ポット対向ピストンキャリパーを採用した。車体色は、2色(レッド、ブラック)。
1999年2月23日にフルモデルチェンジ。型式は、BC-NC39
新開発の「HYPER VTEC」は、吸排気効率や燃焼効率の向上を目指し、ホンダ独自のVTEC技術をさらに進化させたもので、「直押しタイプ」としては、量産車世界初の機構。排出ガス浄化システムとして、エキゾーストエアインジェクションシステム(二次空気導入装置)を採用。車体色は、3色(キャンディフェニックスブルー、ブラック、フォースシルバーメタリック(ストライプパターン))。

CB400SFの「NC31」と「NC39」の違いの比較は、こちら。
2000年2月1日にマイナーチェンジ。
リアサスペンションスプリングは従来のブラックからレッドに変更。盗難抑止に効果的な、強化コンビネーションスイッチを新しく採用。車体色は、3色(イタリアンレッド、キャンディフェニックスブルー、フォースシルバーメタリック)。
2001年1月23日にマイナーチェンジ。
ソリッドタイプとストライプタイプの2タイプを設定。
2002年1月31日にマイナーチェンジ。
HYPER VTECをより熟成させたHYPER VTEC SPECIIを採用。また約130点のパーツを見直し、さらに操縦安定性や制動性能の向上を図った。400ccクラスでは初めてH・I・S・Sを搭載し、盗難抑止にも配慮。
CB400SFの「VTEC SPEC1」と「VTEC SPEC2」の違いの比較は、こちら。
2002年12月25日にカラー追加。
2003年12月25日にマイナーチェンジ。
バルブの可変タイミングなどの設定変更を施し、扱いやすさの向上を図った「HYPER VTEC SPECIII」エンジンを搭載。シート高を5mm下げ、左右のサイドカバー部でそれぞれ約10mmの幅を狭め、ライダーの足つき性を向上させた。
CB400SFの「VTEC SPEC2」と「VTEC SPEC3」の違いの比較は、こちら。
2005年3月30日にマイナーチェンジ。
フロントフォークに幅広いセッティングを可能にする無段階調節が可能なプリロードアジャスター機構を採用。シートクッションに高密度ウレタン素材を採用。
2006年4月6日にマイナーチェンジ。
イグニションコイルを大型化し、より安定した火花を供給することにより、特に低回転域での扱いやすさを向上。前後のウインカーレンズには、質感の高いスモーククリアレンズを採用。

2007年12月25日にマイナーチェンジ。型式は、EBL-NC42
新しく電子制御燃料噴射システム(PGM-FI)を採用。「HYPER VTEC」機構は、さらなる進化を遂げ、「HYPER VTEC Revo(レボ)」として新たに搭載。
CB400SFの「VTEC SPEC3」と「VTEC Revo」の違いの比較は、こちら。
2008年12月19日にカラー追加。また特別・限定仕様の「CB400 SUPER FOUR HYPER VTEC Revo Special Edition」を限定で発売。
2010年2月18日にカラーチェンジ。
2010年3月15日に特別・限定仕様の「CB400 SUPER FOUR HYPER VTEC Revo 限定カラー」を発売。
2011年2月4日にカラーチェンジ。また特別・限定仕様の「CB400 SUPER FOUR HYPER VTEC Revo Special Edition」を発売。
2012年1月13日にカラーチェンジ。また特別・限定仕様の「CB400 SUPER FOUR HYPER VTEC Revo Special Edition」を発売。
2012年11月9日に特別・限定仕様の「CB400 SUPER FOUR HYPER VTEC Revo Special Edition」を発売。
2014年3月20日にマイナーチェンジ。
開発コンセプトは、「CB相伝・継承の外観進化。一人でも二人でももっと遠くへ快適に」。スタイリングは、新デザインのサイドカバー、リアカウルなどを採用。車体は、シートレールを変更、新たに純正アクセサリーに設定したリアキャリアとトップボックスの装着に対応。新デザインの10本スポークのアルミダイキャストホイールを採用。
2014年5月23日に「CB400 SUPER FOUR HYPER VTEC Revo ABS E Package」をタイプ追加。
「E Package」には、ETC車載器とグリップヒーターと専用インジケーターランプを標準装備。
2015年2月27日にABS仕様の特別・限定仕様の「CB400 SUPER FOUR HYPER VTEC Revo ABS Special Edition」を発売。
2016年3月18日にカラー追加。
2016年4月18日に特別・限定仕様の「CB400 SUPER FOUR HYPER VTEC Revo Special Edition」を発売。

2017年10月20日にマイナーチェンジ。型式は、2BL-NC42
平成28年度排出ガス規制に対応。2017年は、「プロジェクト BIG-1」の成果としてCB400スーパーフォアが誕生して25年目、タンク上部に記念のマークが配された。LEDヘッドライトなどを採用。前後ホイールのエアバルブがL字型になった。
CB400SFの「EBL-NC42」と「2BL-NC42」の違いを比較はこちら。
2018年6月15日にカラーチェンジ。
2018年11月26日にマイナーチェンジ。
新色としてブルーとホワイトのツートンカラーにレッドのストライプを配したアトモスフィアブルーメタリックと、ダークネスブラックメタリックを設定。このモデルから、ABS無しのモデルが消え、ABS搭載モデルだけとなった。同年のCB400スーパーボルドールにはグリップヒーターやETC車載器が標準装備となったが、姉妹モデルのCB400スーパーフォアは、標準装備でなかった。
2020年1月17日に特別仕様の「CB400 SUPER FOUR」を受注期間限定で発売。
主体色のマットベータシルバーメタリックに合わせて燃料タンクとシートカウルにローコントラストのストライプを採用。シリンダーヘッドカバーと前後ホイールの色は、ブラウンゴールド。

 

 

ホンダ NC750L教習車仕様

2013年3月に「NC750L(教習車仕様)」が新登場。型式は、EBL-RC67
NC750L(教習車仕様)は、NC700Sの通常仕様をベースに設計を変更し、二輪教習に適した特殊装備を付加した自動車教習所専用モデル。教習時に頻繁に使用する極低速域での操作性と低・中速域での扱いやすさを追求した、力強いトルク特性の直列2気筒745ccRC67E型エンジンを搭載。マニュアルトランスミッションのみの設定とし教習状況にあわせて6速→5速に変更。ABSは、未装備。フレームは黒の艶消し塗装とし剛性バランスを見直した専用品に変更。車体サイズはNC700Sと比較して全長が5mm短く、全高が10mm低く、全幅20mm大きい。サスペンションをローダウン化。教習装備として大型エンジンガード・マフラーガード・専用センタースタンド・ラゲッジスペース横側のパッドなどを追加。走行状況表示ランプを装着するため電気系統にはACGフライホイールを搭載。車両重量は215kgで教習専用装備を追加した状態で227kg。車体色はパールサンビームホワイト1色のみの設定。エンブレム類はラゲッジスペース部分に貼り付けられるウイングマーク入りHONDAデカールのみ。一般公道での走行は、灯火類などで保安基準に適合しない部品があるので当該部品の撤去など改造を施工した上での登録が必要になる。
2016年10月11日にマイナーチェンジ。型式は、2BL-RC67
扱いやすさのさらなる向上を図るため、クラッチレバーの形状を変更し、クラッチ断続操作時における操作フィーリングを高め、操作レシオを変更して操作荷重を低減。フレーム側のバンパー取り付け部の形状を変更し、保守整備時における整備性をより高めた。新たにイグニッションキーに剛性の高いウェーブキーを採用するなど、教習生と教習指導員双方の立場から求められる使い勝手や耐久性、整備性に配慮。車体色は、夜間の教習時にも車両の挙動を確認しやすいパールサンビームホワイト1色の設定。
2022年7月21日に「NC750L(MT教習車仕様)」と「NC750L(AT教習車仕様)」を自動車教習所向けに発売。型式は、8BL-RH14
「NC750X」をベースに、教習車としての特性を考慮した各部の変更を行い、教習時に頻繁に使用する極低速域での操作性や低中速域での扱いやすさと、取り回しやすさに配慮。車体への転倒ダメージを軽減させるバンパー類、教習生の運転状況を教習指導員へ視覚的に伝える表示ランプを装備。カラーリングは夜間の教習時にも車両の挙動を確認しやすい、「パールグレアホワイト」1色のみ。大型二輪免許教習およびAT限定大型二輪免許教習に応じた2タイプを設定。
NC750Lの「型式2BL-RC67」と「型式8BL-RH14」の違いの比較は、こちら。
NC750L AT教習車仕様とNC750L MT教習車仕様の違いの比較は、こちら。

 

 

ここでは、
2017年12月発売のホンダ CB400 SUPER FOUR 教習車仕様(型式 2BL-NC54)と
2016年10月発売のホンダ NC750L 教習車仕様(型式 2BL-RC67)
の違いを比較しました。

 

 

CB400SF教習車仕様とNC750L教習車仕様のスペック表の違い

※数字が大きい方がこの色

タイプグレード名 CB400 SUPER FOUR 教習車仕様 NC750L 教習車仕様
型式 2BL-NC54 2BL-RC67
発売日 2017年12月 2016年10月
仕向け・仕様 国内向けモデル 国内向けモデル
全長 (mm) 2131 2190
全幅 (mm) 750 775
全高 (mm) 1085 1120
ホイールベース (mm) 1440 1520
最低地上高(mm) 130 130
シート高 (mm) 750 770
車両重量 (kg) 207 228
最小回転半径(m) 2.6 3
乗車定員(名) 2 2
燃料消費率 国交省届出(60km/h走行時)(km/L) 31 37
燃料消費率 WMTCモード値(km/L) 21.2 27.6
原動機型式 - RC67E
原動機種類 4ストローク 4ストローク
気筒数 4 2
シリンダ配列 並列(直列) 並列(直列)
冷却方式 水冷 水冷
排気量 (cc) 399 745
カム・バルブ駆動方式 DOHC OHC(SOHC)
気筒あたりバルブ数 4 4
内径(シリンダーボア)(mm) 55 77
行程(ピストンストローク)(mm) 42 80
圧縮比(:1) 11.3 10.7
最高出力(kW) 41 27
最高出力(PS) 56 37
最高出力回転数(rpm) 11000 5250
最大トルク(N・m) 39 54
最大トルク(kgf・m) 4 5.5
最大トルク回転数(rpm) 9500 4000
燃料供給方式 フューエルインジェクション フューエルインジェクション
燃料供給装置形式 PGM-FI -
燃料タンク容量 (L) 18 14
満タン時航続距離(概算・参考値) 558 518
エンジン始動方式 セルフスターター式 セルフスターター式
点火装置 フルトランジスタ式 フルトランジスタ式
エンジン潤滑方式 ウェットサンプ式 ウェットサンプ式
クラッチ形式 湿式・多板 湿式・多板
変速機形式 リターン式・6段変速 リターン式・5段変速
変速機・操作方式 フットシフト フットシフト
1次減速比 2.171 1.731
2次減速比 2.933 2.933
変速比 1速 3.306/2速 2.293/3速 1.750/4速 1.421/5速 1.240/6速 1.129 1速 3.065/2速 2.176/3速 1.453/4速 1.067/5速 0.833
動力伝達方式 チェーン チェーン
フレーム型式 ダブルクレードル ダイヤモンド
キャスター角 25°50 27°00
トレール量 (mm) 100 100
ブレーキ形式(前) 油圧式ダブルディスク 油圧式ディスク
ブレーキ形式(後) 油圧式ディスク 油圧式ディスク
懸架方式(前) テレスコピックフォーク テレスコピックフォーク
フロントフォークタイプ - 正立フォーク
懸架方式(後) スイングアーム式 スイングアーム式
ショックアブソーバ本数(後) - 1
タイヤ(前) 110/70-17 120/70ZR17
タイヤ(前)構造名 バイアス ラジアル
タイヤ(前)荷重指数 54 58
タイヤ(前)速度記号 H (W)
タイヤ(前)タイプ チューブレス チューブレス
タイヤ(後) 140/70-17 160/60ZR17
タイヤ(後)構造名 バイアス ラジアル
タイヤ(後)荷重指数 66 69
タイヤ(後)速度記号 H (W)
タイヤ(後)タイプ チューブレス チューブレス
ヘッドライト定格(Hi) - 60W/55W
ヘッドライトタイプ(Hi) - H4
スピードメーター表示形式 アナログ デジタル

 

CB400SF教習車仕様とNC750L教習車仕様の違いを比較

 

CB400SF教習車仕様とNC750L教習車仕様の違いを比較

 

 

●CB400SF教習車仕様
普通二輪免許(中免)取得のための教習車として販売されたモデル。NC31モデルとNC39モデルを元に製造された車体が自動車教習所で広く採用されている。バンパーやギア表示ランプ、アップハンドルなどの教習車ならではの装備以外、基本的な構成は一般販売用のCB400SFと同じだが、エンジンの出力特性は、馬力・トルクも大幅にダウンされ、どの回転数からでも均等のパワーが出るように改良された。基本的に教習車が一般公道を走ることはないがCB400SFが排出ガス規制(平成28年)に適合するとともに、2017年12月から教習車仕様も規制適合となって(自動車教習所向けに)販売が開始された。

 

 

●NC750L教習車仕様
大型二輪免許取得のための教習車として販売されたモデル。ホンダの大型二輪免許教習仕様車としてCB750が長く使われてきたがCB750の生産終了後、NC750Lが受け継いだ。NC750シリーズの前に、NC700系が存在したが、NC700系に教習車仕様は、ない。道路交通法施行規則に、「技能試験において使用する自動車」として「総排気量0.700リットル以上の大型自動二輪車」という定めがあり(第24条6)、排気量669ccだったNC700S/Xは、教習車としては、NGだった。NC750Lは、排気量を745ccに拡大し、教習車になれた。なお、NC750Lの初登場は2013年で、一般モデルのNC750S/X(745cc)が登場する前のこと。見た目はNC700S/NC750S近似のネイキッドスタイルに教習車ならではの大型エンジンガードやマフラーガードや走行状況表示ランプが取り付けられただけのように見えるが、NC750Lは、NC700S/NC750Sよりもシート高が20mm低くかったり、ミッションが6段から5段変速になっていたり、教習所に適したエンジン特性になっていたりした。

 

 

教習所でCB400SFに乗った後にNC750に乗ったら、二気筒のアイドリング付近の感覚が、四気筒のエンスト直前の感覚に似てるから凄く乗りにくいって思った。

 

 

教習所でNC750に乗った後でCB400SF乗ると「俺のバイクってこんな小さかったっけ?」ってなる。

 

 

俺もCB400SF乗りでNC750で教習受けて、帰りにCB400SF乗ると小さいなって思ってた。

 

 

教習でCB750乗ったあとCB400SF乗るとこんなにコンパクトで軽かったんだ!っ少し驚いた。おかげで今までよりも自由に振り回せるようになって楽しくなった。

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