YZF-R6とYZF-R7の違いを比較

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YZF-R6とYZF-R7の違いを比較

 

ヤマハ YZF-R6の歴史

1999年1月に海外仕様が新登場。
「最もエキサイティングで、速い600cc」をコンセプトにした新型モデルとして登場。599cc水冷4サイクルDOHC4気筒エンジンを搭。
2000年モデルの海外仕様を発売。
エンジン内部パーツを改良し、シフトフィールを向上。
2001年モデルの海外仕様をマイナーチェンジして発売。
エンジンは、コンロッド長やエンジン首上、ピストン形状の変更などをした。二輪車初のLEDテールライトを採用するなどし、さらに軽量化が図られた。
2002年モデルの海外仕様をカラーチェンジして発売。
2003年3月に海外仕様をフルモデルチェンジ。
吸気ハイカムや直めっきシリンダー採用など、エンジンまわりは約90%のパーツが新設計品に。フューエルインジェクションを新採用。ホイールベースは同じだがリアアームが10mm延長。
2004年モデルの海外仕様を発売。
タイヤ銘柄を変更.。
2005年モデルの海外仕様をマイナーチェンジして発売。
フロントサスに、フルアジャスタブルのφ41ミリ倒立フォークを採用。フロントタイヤサイズを「120/60-17」から「120/70-17」に変更。2004年からヤマハへ加入したバレンティーノ・ロッシ(MotoGPライダー)のレプリカモデルを設定。
2006年3月に海外仕様をフルモデルチェンジ。
ボア×ストロークをボア67mm×ストローク42.5mmに変更。これまで以上にショートスロトーク化されて、最高出力を発揮する回転域は、14,500rpmになった。量産車として世界初の電子制御スロットル(YCC-T)を採用。
2006年12月に海外仕様をカラーチェンジして発売。

2008年2月に海外仕様をマイナーチェンジして発売。
フレーム剛性を見直し、マグネシウム製のサブフレームを採用。エンジンの基本は踏襲しながら、高圧縮ピストン、可変式エアファンネルなどの採用で、最高出力は129psに。スリッパークラッチを採用。
2009年1月に海外仕様をカラーチェンジして発売。
2009年11月に海外仕様をマイナーチェンジして発売。
サイレンサー長を100mm延長し、環境性能とサウンド特性を追求。エンジンコントロールユニット(ECU)の設定も変更。
2011年モデルの海外仕様を発売。
2012年モデルの海外仕様を発売。
2012年モデルの海外仕様「YZF-R6 WGP 50th Anniversary」を発売。
ヤマハがロードレース世界選手権(WGP のちのMotoGP)に参戦を開始した1961年から50年を記念したスペシャルカラーモデルを設定。
2013年モデルの海外仕様を発売。
2015年モデルの海外仕様を発売。
2016年モデルの海外仕様を発売。
2017年6月に海外仕様をフルモデルチェンジして発売。
2015年からのYZF-R1をイメージさせるカウルデザインと、トラクションコントロールやクイックシフトシステムなど、YZF-R1ゆずりの先進テクノロジーが注ぎ込まれた。
2018年モデルの海外仕様をマイナーチェンジして発売。
2019年モデルの海外仕様をマイナーチェンジして発売。

2020年モデルの海外仕様をマイナーチェンジして発売。

 

 

ヤマハ YZF-R7の歴史

2022年2月14日に「YZF-R7 ABS」が新発売。型式は、8BL-RM39J
「YZF-R7」が2021年5月に欧州市場で発表され、2022年2月14日に日本市場で発売。クロスプレーンコンセプトに基づいた排気量688ccの並列2気筒270°クランクのエンジンは、MT-07やXSR700、テネレ700、トレーサー7(日本未発売)と同じ系統のもの。MT-07をベースにしたフルカウルスポーツで、フレームも同年モデルのMT-07と同じだがMT-07に無いアシストスリッパークラッチが装備され、倒立フォーク、フロントブレーキキャリパーにラジアルマウントが採用された。車体色は、2色(ディープパープリッシュブルーメタリックC、ヤマハブラック)。
2022年3月14日に「YZF-R7 ABS WGP 60th Anniversary」を発売。
YZF-R7に設定されたヤマハによるWGP参戦60周年を記念した特別カラーリング・バリエーション。カラーリングモチーフは、1980年のYZR500(OW48)で、ケニー・ロバーツ選手がGP500クラスでチャンピオンを獲得したモデル。車体色は、1色(シルキーホワイト)。400台限定で発売。
2023年2月28日に「YZF-R7 ABS」をカラーチェンジ。
車体色は、3色(ブルーイッシュホワイトパール1(新色)、ディープパープリッシュブルーメタリックC、ヤマハブラック)。メーカー希望小売価格が2022年モデルから55,900円アップ。
2024年3月15日に「YZF-R7 ABS」をカラーチェンジ。
車体色は、新色3色(ディープパープリッシュブルーメタリックC、ブラックメタリックX、マットグレーメタリック3)。ホワイトがカタログ落ちし、グレーを追加。グラフィックパターンは、同年の北米向けモデルと同様。
2024年12月5日に「YZF-R7 ABS」をカラーチェンジ。
車体色は、新色3色(ディープパープリッシュブルーメタリックC、マットダークグレーメタリック6)。

 

 

ここでは、
2020年モデルのヤマハ YZF-R6(海外仕様)と
2022年2月14日発売のヤマハ YZF-R7 ABS(日本仕様)
の違いを比較しました。

 

 

YZF-R6とYZF-R7のスペック表の違い

※数字が大きい方がこの色

タイプグレード名 YZF-R6 YZF-R7
モデルチェンジ区分 カラーチェンジ 新登場
型式 - 8BL-RM39J
年式 2020年モデル 2022年モデル
仕向け・仕様 海外向けモデル 国内向けモデル
全長 (mm) 2040 2070
全幅 (mm) 695 705
全高 (mm) 1150 1160
ホイールベース (mm) 1375 1395
最低地上高(mm) 130 135
シート高 (mm) 850 835
車両重量 (kg) 190 188
最小回転半径(m) - 3.4
乗車定員(名) 2 2
燃料消費率 国交省届出(60km/h走行時)(km/L) - 41.6
燃料消費率 WMTCモード値(km/L) - 24.6
原動機型式 - CP2
原動機種類 4ストローク 4ストローク
気筒数 4 2
シリンダ配列 並列(直列) 並列(直列)
冷却方式 水冷 水冷
排気量 (cc) 599 688
カム・バルブ駆動方式 DOHC DOHC
気筒あたりバルブ数 4 4
内径(シリンダーボア)(mm) 67 80
行程(ピストンストローク)(mm) 42.5 68.6
圧縮比(:1) 13.1 11.5
最高出力(kW) 87.1 54
最高出力(PS) 118.4 73
最高出力回転数(rpm) 14500 8750
最大トルク(N・m) 61.7 67
最大トルク(kgf・m) 6.3 6.8
最大トルク回転数(rpm) 10500 6500
燃料供給方式 フューエルインジェクション フューエルインジェクション
燃料タンク容量 (L) 17 13
燃料(種類) ハイオクガソリン レギュラーガソリン
エンジン始動方式 セルフスターター式 セルフスターター式
点火装置 フルトランジスタ式 フルトランジスタ式
点火プラグ標準搭載・型式 CR10EK LMAR8A-9
点火プラグ必要本数・合計 4 2
搭載バッテリー・型式 YTZ7S YTZ7S
バッテリー容量 12V 6.0Ah 12V-6.0Ah(10HR)
エンジン潤滑方式 ウェットサンプ式 ウェットサンプ式
エンジンオイル容量※全容量 (L) 3.4 3
エンジンオイル量(オイル交換時) (L) 2.4 2.3
エンジンオイル量(フィルタ交換時) (L) 2.6 2.6
クラッチ形式 湿式・多板 湿式・多板
変速機形式 リターン式・6段変速 リターン式・6段変速
変速機・操作方式 フットシフト フットシフト
1次減速比 2.073 1.925
2次減速比 2.813 2.625
変速比 1速 2.582/2速 2.000/3速 1.667/4速 1.444/5速 1.266/6速 1.149 1速 2.845/2速 2.125/3速 1.631/4速 1.299/5速 1.090/6速 0.963
動力伝達方式 チェーン チェーン
スプロケット歯数・前 - 16
スプロケット歯数・後 - 42
チェーンサイズ 532 525
標準チェーンリンク数 116 108
フレーム型式 アルミデルタボックス ダイヤモンド
キャスター角 24° 23°40
トレール量 (mm) 97 90
ブレーキ形式(前) 油圧式ダブルディスク 油圧式ダブルディスク
ブレーキ形式(後) 油圧式ディスク 油圧式ディスク
ブレーキオイル適合規格 DOT 4 DOT 4
懸架方式(前) テレスコピックフォーク テレスコピックフォーク
フロントフォークタイプ 倒立フォーク 倒立フォーク
フロントフォーク径(φ) - 41
懸架方式(後) スイングアーム式 スイングアーム式
ショックアブソーバ本数(後) 1 1
タイヤ(前) 120/70ZR17 120/70ZR17
タイヤ(前)構造名 ラジアル ラジアル
タイヤ(前)荷重指数 58 58
タイヤ(前)速度記号 (W) W
タイヤ(前)タイプ チューブレス チューブレス
タイヤ(後) 180/55ZR17 180/55ZR17
タイヤ(後)構造名 ラジアル ラジアル
タイヤ(後)荷重指数 73 73
タイヤ(後)速度記号 (W) W
タイヤ(後)タイプ チューブレス チューブレス
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・前) - 2.5
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・後) - 2.9
ホイールリム形状(前) MT -
ホイールリム幅(前) 3.5 -
ホイールリム形状(後) MT -
ホイールリム幅(後) 5.5 -
ヘッドライトタイプ(Hi) LED LED
テールライトタイプ - LED
スピードメーター表示形式 デジタル デジタル
メーター表示 ギアポジション 有
エンジン回転計 有
時計 有
ツイントリップ 有
ギアポジション 有
燃料計 有
エンジン回転計 有
時計 有
ツイントリップ 有
車両装備 ハザードランプ 有
アンチロックブレーキ(ABS) 有
走行モード切り替え 有
トラクションコントロール 有
スリッパークラッチ 有
シフトアシスト機構(クイックシフター) 有
アンチロックブレーキ(ABS) 有
スリッパークラッチ 有
メーカー希望小売価格/カラーバリエーション - 999,900円(本体価格 909,000円/消費税 90,900円)
ディープパープリッシュブルーメタリックC(ブルー)、
ヤマハブラック(ブラック)
販売計画台数(国内・年間) - 1,100台

 

YZF-R6とYZF-R7の違いを比較

 

YZF-R6とYZF-R7の違いを比較

 

 

YZF-R6は、1999年に主に欧州向けに発売された599cc並列4気筒のスーパースポーツ。

 

1998年にはYZF-R1が発売されており、コンパクトなシャシーにハイパワーというYZF-R1の思想を600ccの特性に合わせたマシンだった。前身モデルは、サンダーキャットこと「YZF600R」。シャシーのコンパクトさは、サンダーキャット比で25mm短縮されたホイールベースからも明らか。

 

新発売されてから2010年までは、短期間でモデル変更を繰り返し、2001年モデルは二輪車初のLEDテールランプが採用され、2003年にフルモデルチェンジ、2005年に倒立フォーク採用、2006年にフルモデルチェンジされ、2012年モデルではヤマハのロードレース世界選手権参戦50周年を記念したスペシャルカラーが設定された。2017年モデルでは、フルモデルチェンジされ2015年モデルの新型YZF-R1をイメージさせるカウルデザインとなった。

 

 

 

YZF-R7は、1999年と2021年の2回発売された。

 

1999年に発売されたYZF-R7は、750ccクラスのピュアスポーツモデルでスーパーバイクレースでの勝利のために開発された新型モデルだったため、展示されたのはベッドライトなどが存在しないスーパーバイクレース仕様。YZF-R7のモデル名には、「OW-02」というコードネームがカッコ付きで表記されることが多いが、これは、スーパーバイクレース専用モデルとして、1989年に発売されたFZR750R(OW-01)の後継モデルであることを示していた。YZF-R7は、YZF-R1に始まったYZF-Rシリーズの一員でもあり、スーパーバイク参戦用のホモロゲーションモデルとして、OW-01の系譜にも連なると考えられた。1998年11月のバーミンガムショーでは、市販モデルとしての1999年型・YZF-R7(OW-02)が登場。バルブやコネクティングロッドにチタン素材を用い、当時のWGPマシン、YZR500の技術をフィードバックしたアルミ・デルタボックスフレーム、ヤマハの市販車として初採用のバックトルクリミッターなど、公道用モデルばなれした豪華な装備だった。

 

2代目は2021年5月に欧米で発表され、日本では2022年2月14日に発売。先代のような本格レース車両のホモロゲーションモデルと違い、「かっこよくて、ちょうどいい」をコンセプトにMT-07をベースにフルカウルが与えられたモデル。エンジンは、排気量689ccの並列2気筒で、フレームともども同年モデルのMT-07と同じ。YZF-R7は、MT-07に装備されなかったアシストスリッパークラッチが装備され、倒立フォーク、フロントブレーキキャリパーにラジアルマウントが採用されるなどの違いがあった。

 

 

YZF-R6は、燃料タンク容量17Lで装備重量190kg。
YZF-R7は、燃料タンク容量13Lで装備重量188kg。
燃料タンク容量が同じならYZF-R6の方が約2kg軽い。

 

 

YZF-R3 タンク容量14L 燃費27.6 航続距離386km 687,500円
YZF-R7 タンク容量13L 燃費24  航続距離312km 999,900円
YZF-R6 タンク容量17L 燃費17  航続距離286km 160万円
YZF-R1 タンク容量17L 燃費15.2 航続距離258km 2,365,000円

 

 

YZF-R7がYZF-R6の後釜と思ってる人なんていないでしょ。MT-07の派生だよ。

 

 

YZF-R7のシート幅はYZF-R6より狭いし、ポジションも少し楽になってシート高も下げてるから、足つきは意外と悪くないと思う。

 

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