CBR929RRとCBR954RRの違いを比較

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CBR929RRとCBR954RRの違いを比較

 

ホンダ CBR929RRの歴史

2000年に「CBR929RR」が新登場。型式は、BC-SC44
CBR900RR・FireBladeシリーズの5代目となるモデル。シリーズ初の大幅なフルモデルチェンジが行われた。燃料供給方式が負圧キャブ式からフューエルインジェクション(PGM-FI)に改められ、拡大された排気量のエンジンから、152psという最高出力を発揮。フロントホイールサイズが16インチから17インチに変更。3眼ヘッドライトが特徴。CBR929RRという名称は正式には北米仕様のみで、欧州仕様は従来通りCBR900RRの名称となるが、まとめて「CBR929RR」と呼ばれることも多い。
2001年にカラーチェンジ。
2002年にはCBR954RRに進化。

 

 

ホンダ CBR954RRの歴史

2002年3月1日に「CBR954RR」が新登場。型式は、BC-SC50
600cc並みのコンパクトで軽量な車体に1000ccクラスのエンジンを搭載し、Hondaの先進技術を結集した、操る楽しさを最大限に満喫できる、大排気量のスーパースポーツバイク。車体色は、2色(ウイニングレッド、アキュレートシルバーメタリック)。
2002年10月にカラーチェンジ。
車体色に北米仕様の「チタニウムメタリック」を設定し、継続色のウイニングレッドを合せた2色となった。
2004年には、CBR1000RRに進化した。
CBR954RRとCBR1000RRの違いの比較は、こちら。

 

 

ここでは、
2001年モデルのホンダ CBR929RR FireBlade(型式 BC-SC44)と
2002年モデルのホンダ CBR954RR(型式 BC-SC50)
の違いを比較しました。

 

 

CBR929RRとCBR954RRのスペック表の違い

※数字が大きい方がこの色

タイプグレード名 CBR929RR FireBlade CBR954RR CBR954RR
モデルチェンジ区分 カラーチェンジ 新登場 新登場
型式 BC-SC44 SC50 BC-SC50
年式 2001年モデル 2002年モデル 2002年モデル
仕向け・仕様 海外向けモデル 海外向けモデル 国内向けモデル
全長 (mm) 2065 2025 2025
全幅 (mm) 680 680 680
全高 (mm) 1125 1135 1135
ホイールベース (mm) 1400 1405 1405
最低地上高(mm) - - 130
シート高 (mm) 820 - 820
乾燥重量 (kg) 170 168 170
車両重量 (kg) - 193 195
最小回転半径(m) - 3.3 3.3
乗車定員(名) 2 2 2
燃料消費率 国交省届出(60km/h走行時)(km/L) - - 23
原動機型式 - SC50E SC50E
原動機種類 4ストローク 4ストローク 4ストローク
気筒数 4 4 4
シリンダ配列 並列(直列) 並列(直列) 並列(直列)
冷却方式 水冷 水冷 水冷
排気量 (cc) 929 954 954
カム・バルブ駆動方式 DOHC DOHC DOHC
気筒あたりバルブ数 4 4 4
内径(シリンダーボア)(mm) 74 75 75
行程(ピストンストローク)(mm) 54 54 54
圧縮比(:1) 11.3 - 11.5
最高出力(kW) - 111 67
最高出力(PS) 152 150.9 91
最高出力回転数(rpm) 10500 11250 10500
最大トルク(N・m) - 104.9 87
最大トルク(kgf・m) 10.5 10.7 8.9
最大トルク回転数(rpm) 8500 9500 5500
燃料供給方式 フューエルインジェクション フューエルインジェクション フューエルインジェクション
燃料供給装置形式 PGM-FI PGM-FI PGM-FI
燃料タンク容量 (L) 18 18 18
燃料(種類) - - レギュラーガソリン
エンジン始動方式 セルフスターター式 セルフスターター式 セルフスターター式
点火装置 フルトランジスタ式 フルトランジスタ式 フルトランジスタ式
点火プラグ標準搭載・型式 IMR9C-9H IMR8C-9H IMR8C-9H
点火プラグ必要本数・合計 4 4 4
搭載バッテリー・型式 YTZ10S YTZ10S YTZ10S
バッテリー容量 - - 12V-8.0Ah
エンジン潤滑方式 - - ウェットサンプ式
エンジンオイル容量※全容量 (L) - 4 4
エンジンオイル量(オイル交換時) (L) - 3.5 3.5
エンジンオイル量(フィルタ交換時) (L) - 3.7 3.7
クラッチ形式 湿式・多板 湿式・多板 湿式・多板
変速機形式 リターン式・6段変速 リターン式・6段変速 リターン式・6段変速
1次減速比 - 1.52 1.52
2次減速比 - 2.563 2.563
変速比 - 1速 2.691/2速 1.933/3速 1.600/4速 1.400/5速 1.285/6速 1.190 1速 2.691/2速 1.933/3速 1.600/4速 1.400/5速 1.285/6速 1.190
動力伝達方式 チェーン チェーン チェーン
スプロケット歯数・前 16 16 16
スプロケット歯数・後 43 41 41
チェーンサイズ 530 530 530
標準チェーンリンク数 108 108 108
フレーム型式 - ダイヤモンド ダイヤモンド
キャスター角 23.45° 23.8° 23.8°
トレール量 (mm) 97 97 97
ブレーキ形式(前) 油圧式ダブルディスク 油圧式ダブルディスク 油圧式ダブルディスク
ブレーキ形式(後) 油圧式ディスク 油圧式ディスク 油圧式ディスク
ブレーキオイル適合規格 DOT 4 DOT 4 DOT 4
懸架方式(前) テレスコピックフォーク テレスコピックフォーク テレスコピックフォーク
懸架方式(後) スイングアーム式 スイングアーム式 スイングアーム式
ショックアブソーバ本数(後) 1 1 1
タイヤ(前) 120/70ZR17 120/70ZR17 120/70ZR17
タイヤ(前)構造名 ラジアル ラジアル ラジアル
タイヤ(前)荷重指数 - 58 58
タイヤ(前)速度記号 - (W) (W)
タイヤ(前)タイプ チューブレス チューブレス チューブレス
タイヤ(後) 190/50ZR17 190/50ZR17 190/50ZR17
タイヤ(後)構造名 ラジアル ラジアル ラジアル
タイヤ(後)荷重指数 - 73 73
タイヤ(後)速度記号 - (W) (W)
タイヤ(後)タイプ チューブレス チューブレス チューブレス
ホイールリム形状(前) - - MT
ホイールリム幅(前) - - 3.5
ホイールリム形状(後) - - MT
ホイールリム幅(後) - - 6
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・前) - - 2.5
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・後) - - 2.9
ヘッドライト定格(Hi) - 55W 55W
ヘッドライトタイプ(Hi) - H7 H7
テールライトタイプ - LED LED
メーカー希望小売価格 - - 1,050,000円

 

 

CBR929RRとCBR954RRの違いを比較

 

CBR929RRとCBR954RRの違いを比較

 

 

2000年にCBR900RR・FireBladeシリーズ5代目の「CBR929RR FireBlade」が発売された。燃料供給方式がこれまでの負圧キャブ式からフューエルインジェクション(PGM-FI)となり、拡大された排気量のエンジンから、最高出力152psを発揮。ここからフロントホイールサイズが16インチから17インチになった。2001年にカラーチェンジされ、その翌年の2002年に、FireBladeシリーズ6代目の「CBR954RR」が発売された。このモデルから日本仕様が設定され、国内正式販売も開始された。「CBR954RR」は、「CBR929RR」からコントロール性能を高めた。2003年にカラーチェンジされ、2004年に「CBR1000RR」に進化した。

 

 

CBR954RRになっての主な変更点

 

  • よりシャープなデザインとなった。
  •  

  • エンジンは、排気量をアップした954cm3・水冷DOHC直列4気筒を搭載。高精度なPGM-FI(電子制御燃料噴射システム)や、吸・排気の流量を電子制御で最適にコントロールするH-VIX制御システムなどを採用。
  •  

  • エキゾーストシステムに超軽量かつ高強度なチタン合金を採用。
  •  

  • インストルメントパネルは、右にアナログ大径タコメーター、左に速度計、オドメーター、水温計、時計、そして新たに燃料消費率表示を備える、多機能デジタルパネルを採用。
  •  

  • 盗難抑止システムは、Honda独自のイモビライザー(H・I・S・S)を初採用。
  •  

  • 被視認性に優れた、スピード感あふれる上下2分割にデザインされたLEDタイプのテールランプを採用。
  •  

  • インジェクターを4穴から12穴に変更。
  •  

  • スイングアームピボットメンバーの肉厚アップ。
  •  

  • 日本国内仕様の設定し、初めて国内での販売を開始。
  •  

    輸出仕様から日本国内仕様への変更点

    • 日本仕様は、ヘッドライトが常時点灯。英国や欧州仕様などでは、ヘッドライト切り替えスイッチがあるが、一部の輸出仕様では常時点灯仕様もある。
    • 日本仕様は、ヘッドライトのポジション灯が廃止された。
    • 日本仕様は、ウインカーをポジション灯として兼用するため、ウインカーのダブル球へ変更。
    • 日本仕様は、燃料がレギュラーガソリン。フルパワー車と輸出車はハイオクガソリン。
    • 日本仕様は、馬力規制のため、151PSから91PSへ変更された。
    • 日本仕様は、吸気と排気関係の部品を変更。
    • 日本仕様は、サイレンサーの出口を絞り込んだ。
    • 日本仕様は、電気配線が変わった。
    • 日本仕様は、スパークプラグの番数を変更。
    • 日本仕様は、スピードメーター表記の180km/h規制。2003年型でフルスケール化。
    • 日本仕様は、騒音規制に伴ってカウル内へのスポンジなどの遮音物を追加。
    • 日本仕様は、ドリブンスプロケットのサイズを変更。
    • 日本仕様は、サイレントチェーンを採用。
    • 日本仕様は、北米仕様同様のファイヤーブレードの名称が付かず車名は「CBR954RR」となった。
    • 日本仕様は、一部ステッカーを変更。
    • 日本仕様は、ホンダアクセスのアラームシステムや、ココセコムに対応できるようになった。

 

 

2007年10月時点でCBR929RRとCBR954RRの相場は、変わらないね。CBR954RRの釣り目に引く人が多そう。

 

 

2007年12月に近所のドリーム店にCBR929RRとCBR954RRが一台ずつあってどちらも走行距離が9000kmで程度は同等だった。価格は、CBR929RRが70万円、CBR954RRがアクラ付きで90万円。

 

 

CBR929RRとCBR954RRのタンデムシート下の容量は、おそらくCBR929RRの方が広いと思う。2Lと1.5Lのペットボトルが1本づつ入る。

 

 

タンデムシートの下は、CBR929RRの方が広いよ。シルエットジャパンのシングルシートカバーをつければ高さが稼げて2Lと1.5Lのペットボトルの他にもさらに500mlのペットボトルが3本入る。

 

 

CBR929RRとCBR954RRを跨がって足つきを比較したけど、CBR954RRの方が大分足つき良く感じたけど、単なる個体差かな?俺の身長は、160cm。

 

 

CBR954RRは、エンジン内部をさらに軽量化したから強度不足だよ。CBR929RRの方が少し丈夫。ちなみにパワーも同じじゃない計測すればわかる。

 

 

CBR929RRとCBR954RRの馬力にあまり差が無いのは、
CBR954RRは、2001年からの排ガス・騒音規制
定常走行排気:74db→72db
近接排気:99db→94db
加速騒音:75db→73db
の対策を行っているから。

 

 

CBR929RRとCBR954RRの違いは、
CBR954RRの方が軽い
CBR954RRは国内モデルがクソ。
CBR954RRの方がタマが豊富で中古パーツの数は雲泥の差。
CBR954RRの方がミッションのトラブルをよく聞く。
CBR954RRの方が小物入れが小さい。それでもSS最高クラスだけど。

 

 

CBR929RRのマフラー(サイレンサーのみ)の傷多くて交換したいけど、CBR954RRの純正マフラーってCBR929RRにつくのかな?ヤフオクで新車はずしのCBR954RRのマフラーが出品されてて、チタンで軽いしいいかなって思った。

 

 

CBR929RRとCBR954RRは、サイレンサーとパイプの固定方法が違う。CBR929RRは、サイレンサーにメスねじが切ってあって、パイプとはボルト止め。CBR954RRは、サイレンサーからオスねじが出ていて、パイプとはナット止め。だからCBR954RR用をCBR929RRに付ける場合、ナット3個の用意がいる。

 

 

まあ基本的にCBR929RRとCBR954RRのマフラーは、共用はできるけど、純正だとCBR929RRとCBR954RRでマウント(要はタンデムステップのところにあるボルト穴)の位置が微妙に違うからうまくいかないよ。社外サイレンサーみたいにバンドで吊すなら問題はないけど。ちなみに俺がこれを知ったのは、CBR929RR用として買ったタンデムステップがCBR954RRであることが現物あわせで判明したから。

 

 

CBR954RRの方がカッコイイし、国内販売がある分、CBR954RRの方がパーツの面で有利かも。

 

 

俺はCBR929RRの野暮ったさが好き。

 

 

CBR1000RRならエンジンやフレームの進化に驚くけど、CBR929RRとCBR954RRだとエンジンもフレームも同じ、サスも足回りも同じだから、違いを探す方が難しい。

 

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