XR250とXR250バハの違いを比較

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XR250とXR250バハの違いを比較

 

ホンダ XR250の歴史

1995年2月20日に「XR250」と「XR250 BAJA」が新登場。型式は、MD30
MD22型の「XLR250R」と「XLR BAJA」からのフルモデルチェンジ車。「XR250 BAJA」は、XR250をベースに、前身のXLR250BAJA同様、バハ 1000マイルレースのイメージを与えられたモデル。MD17E型空冷4ストロークRFVCヘッド4バルブSOHC単気筒エンジンを搭載。基本設計自体はキャリーオーバーだが大きな設計変更がされた。車両重量は、「XR250」が128kg。「XR250 BAJA」が130kg。車体色は、どちらもニュートリコロールのみ。
XR250とXLR250Rの違いの比較は、こちら。
1996年3月に「XR250」をマイナーチェンジ。
車体色は、フロリダブルーとロスホワイトの2色。
1996年7月に「XRバハ」をマイナーチェンジ。
「XRバハ」は、燃料タンク容量を9.7L→14Lへ拡大し、シート高が少し低くなった。車体色は、キャンディリバイヴレッドのみ。
1997年2月に「XRバハ」をマイナーチェンジ。
加速性能を向上させるためファイナルギアレシオを3.000(13/39)→3.076(13/40)に変更。スイングアームを12mm延長し、フロントへの分担荷重を増加させ、安定性の向上を図るなど多岐にわたる変更。車体色は、ブーンシルバーメタリックとキャンディリバイヴレッドの2色。
1997年3月に「XR250」をマイナーチェンジ。
二次減速比を13/39から13/40に変更し加速重視のセッティングに。スイングアームを526mm→538mmに延長し、安定性が向上。車体色は、フロリダブルーとロスホワイトの2色。
1998年3月6日に「XR250」と「XRバハ」をカラーチェンジ。
車体色は、「XR250」がロスホワイトとブーンシルバーメタリックの2色。「XRバハ」がサハラブルーメタリックとフレッシュシルバーメタリックの2色。
2000年2月4日に「XR250」と「XRバハ」をマイナーチェンジ。型式は、BA-MD30
排出ガス浄化システムとしてエキゾースト・エアインジェクションシステムを採用し、国内の排出ガス規制(平成11年)に適合。車体色は、「XR250」がファイティングレッドのみ。「XRバハ」がニンバスグレーメタリックのみ。
XR250の「MD30」と「BA-MD30」の違いの比較は、こちら。

2003年2月28日に「XR250」と「XRバハ」をフルモデルチェンジ。
新設計タンクとタンクシュラウドを採用するなどし、デザインをモトクロッサーイメージに一新。フロントサスに新たに43mm倒立フォークが採用された。剛性の向上によって優れた操縦安定性を実現。車体色は、「XR250」がファイティングレッドのみ。「XRバハ」がブラックのみ。「XRバハ」は、これが最終モデル。
XR250の2003年2月28日のフルモデルチェンジ前後の違いの比較は、こちら。
2003年4月26日に「XR250 Motard」が新登場。
スーパーモタードというレースカテゴリーをイメージした車両だが、「オフロードではなく、街乗りが中心」というオフロードバイクユーザーに向けての「ストリート仕様」という性格。車体色は、ブラックのみ。
XR250とXR250モタードの違いの比較は、こちら。
2003年10月15日に「XR250」をカラーチェンジ。
車体色は、従来のファイティングレッドに加え、新たにフロントフェンダー、タンクシュラウド、リアフェンダー、ヘッドライトカバーにブラックのカラーリングを施し、ブラックアルマイトのホイールリムを採用したモデルを追加。
2004年12月17日に「XR250」と「XR250 Motard」をカラーチェンジ。
車体色に従来のブラックに加えて、新色のエクストリームレッドを追加。エクストリームレッドには、タンクシュラウドにCRFシリーズと同様のストライプを採用し、メーターバイザーを白色に変更。またブラックは、タンクシュラウドに専用ストライプを施し、ゴールドホイールリムを採用。「XR250・Motard」には、フロントフォークにブラックのプロテクターを採用。
2006年3月31日に「XR250」と「XR250 Motard」をマイナーチェンジ。
カラーリングの変更と細部を熟成した。フロントバイザーは、従来の四角いヘッドライトから将棋の駒を逆さにしたようなデザインに変更。更にマルチリフレクターヘッドライトを新たに採用し、視認性をより高めてた。車体色は、両モデルとも、エクストリームレッドとブラックの2色。燃料タンクは艶のある塗装を施し、エクストリームレッドの車体色にはブラック、ブラックの車体色にはシルバーを組み合わせた。
XR250の2006年3月31日のマイナーチェンジ前後の違いの比較は、こちら。
2007年1月24日に「XR250」と「XR250 Motard」をカラーチェンジ。
車体色は、両モデルともエクストリームレッドとブラックの2色。またブラックには、前・後のホイールにゴールドリムを採用。さらに両モデルの共通仕様としてマットアクシスグレーのハンドルパイプを採用し、燃料タンクキャップにクロームメッキ加工を施した。2007年モデルがXR250の最終モデル。
2007年9月に生産終了。

継続生産モデルに対する排出ガス規制(平成18年規制)が適用され生産終了となった。

 

 

 

 

ここでは、まず最初に
1995年2月20日発売のホンダ XR250(型式 MD30)と
1995年2月20日発売のホンダ XR250バハ(型式 MD30)
の違いを比較しました。

 

 

XR250(型式 MD30)とXR250バハ(型式 MD30)のスペック表の違い

※数字が大きい方がこの色

タイプグレード名 XR250 XR250 BAJA
モデルチェンジ区分 新登場 新登場
型式 MD30 MD30
発売日 1995年2月20日 1995年2月20日
仕向け・仕様 国内向けモデル 国内向けモデル
全長 (mm) 2140 2140
全幅 (mm) 820 820
全高 (mm) 1205 1225
ホイールベース (mm) 1405 1405
最低地上高(mm) 280 280
シート高 (mm) 880 880
乾燥重量 (kg) 115 117
車両重量 (kg) 128 130
最小回転半径(m) 2.1 2.1
乗車定員(名) 2 2
燃料消費率 国交省届出(60km/h走行時)(km/L) 38 38
原動機型式 MD17E MD17E
原動機種類 4ストローク 4ストローク
気筒数 1 1
シリンダ配列 単気筒 単気筒
冷却方式 空冷 空冷
排気量 (cc) 249 249
カム・バルブ駆動方式 OHC(SOHC) OHC(SOHC)
内径(シリンダーボア)(mm) 73 73
行程(ピストンストローク)(mm) 59.5 59.5
圧縮比(:1) 9.3 9.3
最高出力(PS) 28 28
最高出力回転数(rpm) 8000 8000
最大トルク(kgf・m) 2.6 2.6
最大トルク回転数(rpm) 7000 7000
燃料供給方式 キャブレター キャブレター
燃料供給装置形式 VE88 VE88
燃料タンク容量 (L) 9.7 9.7
燃料(種類) レギュラーガソリン レギュラーガソリン
満タン時航続距離(概算・参考値) 368.6 368.6
エンジン始動方式 セルフスターター式 セルフスターター式
点火装置 C.D.I.式 C.D.I.式
点火プラグ標準搭載・型式 CR8EH-9 CR8EH-9
搭載バッテリー・型式 YB3L-A YTX5L-BS
エンジン潤滑方式 ドライサンプ式 ドライサンプ式
エンジンオイル容量※全容量 (L) 1.7 1.7
エンジンオイル量(オイル交換時) (L) 1.3 1.3
エンジンオイル量(フィルタ交換時) (L) 1.4 1.4
推奨エンジンオイル(SAE粘度) 10W-30 10W-30
クラッチ形式 湿式・多板 湿式・多板
変速機形式 リターン式・6段変速 リターン式・6段変速
1次減速比 3.1 3.1
2次減速比 3 3
変速比 1速 2.769/2速 1.881/3速 1.379/4速 1.082/5速 0.922/6速 0.814 1速 2.769/2速 1.881/3速 1.379/4速 1.082/5速 0.922/6速 0.814
動力伝達方式 チェーン チェーン
スプロケット歯数・前 13 13
スプロケット歯数・後 39 39
チェーンサイズ 520 520
標準チェーンリンク数 102 102
フレーム型式 セミダブルクレードル セミダブルクレードル
キャスター角 25°25′ 25°25′
トレール量 (mm) 92 92
ブレーキ形式(前) 油圧式ディスク 油圧式ディスク
ブレーキ形式(後) 油圧式ディスク 油圧式ディスク
懸架方式(前) テレスコピックフォーク テレスコピックフォーク
懸架方式(後) スイングアーム式 スイングアーム式
タイヤ(前) 3.00-21 3.00-21
タイヤ(前)構造名 バイアス バイアス
タイヤ(前)荷重指数 51 51
タイヤ(前)速度記号 P P
タイヤ(後) 4.60-18 4.60-18
タイヤ(後)構造名 バイアス バイアス
タイヤ(後)荷重指数 63 63
タイヤ(後)速度記号 P P
ホイールリム幅(前) 1.6 1.6
ホイールリム幅(後) 2.15 2.15
ヘッドライト定格(Hi) - 55W/60W
メーカー希望小売価格/カラーバリエーション 479,000円 ニュートリコロール 499,000円 ニュートリコロール

 

1995年モデルのXR250とXR250バハの違いを比較

 

 

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次に
2003年2月28日発売のホンダ XR250(型式 BA-MD30)と
2003年2月28日発売のホンダ XR250バハ(型式 BA-MD30)
の違いを比較しました。

 

 

XR250(型式 BA-MD30)とXR250バハ(型式 BA-MD30)のスペック表の違い

※数字が大きい方がこの色

タイプグレード名 XR250 XR250 BAJA
モデルチェンジ区分 フルモデルチェンジ カラーチェンジ
型式 BA-MD30 BA-MD30
発売日 2003年2月28日 2003年2月28日
全長 (mm) 2175 2140
全幅 (mm) 805 820
全高 (mm) 1190 1220
ホイールベース (mm) 1425 1420
最低地上高(mm) 285 260
シート高 (mm) 875 860
乾燥重量 (kg) 119 119
車両重量 (kg) 133 137
最小回転半径(m) 2.2 2.1
乗車定員(名) 2 2
燃料消費率 国交省届出(60km/h走行時)(km/L) 40 40
原動機型式 MD17E MD17E
原動機種類 4ストローク 4ストローク
気筒数 1 1
シリンダ配列 単気筒 単気筒
冷却方式 空冷 空冷
排気量 (cc) 249 249
カム・バルブ駆動方式 OHC(SOHC) OHC(SOHC)
内径(シリンダーボア)(mm) 73 73
行程(ピストンストローク)(mm) 59.5 59.5
圧縮比(:1) 9.3 9.3
最高出力(kW) 21 21
最高出力(PS) 28 28
最高出力回転数(rpm) 8000 8000
最大トルク(N・m) 25 25
最大トルク(kgf・m) 2.6 2.6
最大トルク回転数(rpm) 7000 7000
燃料供給方式 キャブレター キャブレター
燃料供給装置形式 VE88 VE88
燃料タンク容量 (L) 9.7 14
燃料(種類) レギュラーガソリン レギュラーガソリン
満タン時航続距離(概算・参考値) 388 560
エンジン始動方式 セルフスターター式 セルフスターター式
点火装置 C.D.I.式 C.D.I.式
点火プラグ標準搭載・型式 CR8EH-9 CR8EH-9
搭載バッテリー・型式 YTX5L-BS YTX5L-BS
エンジン潤滑方式 ドライサンプ式 ドライサンプ式
エンジンオイル容量※全容量 (L) 1.7 1.7
エンジンオイル量(オイル交換時) (L) 1.3 1.3
エンジンオイル量(フィルタ交換時) (L) 1.4 1.4
推奨エンジンオイル(SAE粘度) 10W-30 10W-30
クラッチ形式 湿式・多板 湿式・多板
変速機形式 リターン式・6段変速 リターン式・6段変速
1次減速比 3.1 3.1
2次減速比 3.076 3.076
変速比 1速 2.769/2速 1.881/3速 1.379/4速 1.082/5速 0.922/6速 0.814 1速 2.769/2速 1.881/3速 1.379/4速 1.082/5速 0.922/6速 0.814
動力伝達方式 チェーン チェーン
スプロケット歯数・前 13 13
スプロケット歯数・後 40 40
チェーンサイズ 520 520
標準チェーンリンク数 104 104
フレーム型式 セミダブルクレードル セミダブルクレードル
キャスター角 26°30 26°25
トレール量 (mm) 105 99
ブレーキ形式(前) 油圧式ディスク 油圧式ディスク
ブレーキ形式(後) 油圧式ディスク 油圧式ディスク
懸架方式(前) テレスコピックフォーク テレスコピックフォーク
懸架方式(後) スイングアーム式 スイングアーム式
タイヤ(前) 3.00-21 3.00-21
タイヤ(前)構造名 バイアス バイアス
タイヤ(前)荷重指数 51 51
タイヤ(前)速度記号 P P
タイヤ(後) 4.60-18 4.60-18
タイヤ(後)構造名 バイアス バイアス
タイヤ(後)荷重指数 63 63
タイヤ(後)速度記号 P P
ホイールリム幅(前) 1.6 1.6
ホイールリム幅(後) 2.15 2.15
ヘッドライト定格(Hi) 60W/55W 35W
ヘッドライトタイプ(Hi) H4 -
ヘッドライト定格(Lo) - 36.5W
メーカー希望小売価格/カラーバリエーション 509,000円(参考価格。消費税を含まず。)
ファイティングレッド
519,000円(参考価格。消費税を含まず。)
ブラック
販売計画台数(国内・年間) 2,500台(XR250とXR BAJAの合計)

 

2003年モデルのXR250とXR250バハの違いを比較

 

XR250とXR250バハの違いを比較

 

 

「XR250(MD30)」は、開発コンセプトから「スーパーXR」とも呼ばれる。XLR250Rを継ぐかたちで1995年2月20日に新発売。オフロード走行専用車XRシリーズを公道用オフロードバイクにしたモデル。同時に発売されたのが「XRバハ」。「XRバハ」は、「XR250」のバハ・バージョンで基本設計・コンポーネンツを共有するXR250と比べてよりエンデューロ=オフロードでの使用を意識したモデル。150mm径2灯式ハロゲンヘッドライト(35W/36.5Wx2)をアルミ製ガードパイプに装着した。

 

 

「XRバハ」は、1995年モデルから2003年モデルまで生産された。
「XR250」は、1995年モデルから2007年モデルまで生産された。

 

 

「XRバハ」だけ、1996年7月に燃料タンクが9.7Lから14Lへ大型化された。
「XR250」は、2006年3月31日に燃料タンクが9.7Lから9.3Lに変更された。

 

 

1995年,1996年のBAJAは無印とほぼ同一。ライト、エキパイ、タンクが違うくらい。1997年以降から無印とバハは、ストローク短くなったりするなど足廻りの味付け変わってる。初期設計不良対策されてるから1997年以降を買った方が無難。1997年のファクトブック見たら大体載ってる。さらに詳しく知りたかったらP/L、S/Mを比較して。

 

 

バハは、ツーリング要素を取り入れる方向のマイナーチェンジをしてる。サスストロークも車高を若干下げたり、それによってサイドスタンドが違うし、シートも少し広かった。

 

 

BAJAは、MD22から1995年モデルまでの無印と同等の走行性能を持っててライト(とタンク)交換すれば即同等なのが良かった。MD22の頃はさらにオイルクーラー付いてたり三相発電だったりアドバンテージすらあった。ツーリングもレースもって人にとっては、BAJAは凄く良い選択肢だった。でも1996年モデル以降は、レース重視の無印か、ツーリング重視のBAJAかの二択を迫られるようになった。

 

XR250とXR250バハの中古車価格と買取相場

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