CBR600Fの1996年12月25日のマイナーチェンジ前後の違いを比較

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CBR600Fの1996年12月25日のマイナーチェンジ前後の違いを比較

 

ホンダ CBR600Fの歴史

1992年6月30日に「CBR600F」の国内仕様が新登場。型式は、PC25
1987年から欧州や北米に輸出し、軽快な乗り味のミドルウェイトスポーツモデルとして好評を得ているモデルをベースに、日本国内向けとしてエキスパートライダーに合わせて開発されたスーパースポーツモデル。エンジンは、水冷・4サイクル・DOHC・直列4気筒・599ccを搭載。車両重量は、205kg。車体色は、ブラック。
1993年11月3日にマイナーチェンジ。
フロントサスにスムーズな減衰力特性を持つカートリッジタイプを新たに採用し、プリロード調整機構に加えて伸び側の減衰力調整機構を装備。リアサスは7段階のプリロード調整機構と圧側と伸び側の減衰力調整が可能に。放熱性にも優れたリザーバータンク付きダンパーを装備。タンデムステップがアルミに変更。車体色は、シルバーパープルメタリック。
1995年4月25日にマイナーチェンジ。
エンジンは、新たに2系統のダクトによって走行中の外気を直接エアクリーナーを介してキャブレターに導入するホンダ独自のダイレクト・エア・インダクション・システムを採用。スロットル開度センサーを新設し、スロットル開度とエンジン回転数を検知し、点火時期を供給することで、さらに幅広い回転域で力強いパワーフィーリングを発揮。ブレーキは、ディスクプレートの径を大径化し、ディスクパッドに焼結タイプを採用。フロントカウリングの形状をよりスラント化させ、徹底したエアマネジメントを追求。車体色は、トリコロール。
CBR600Fの1995年4月25日のマイナーチェンジ前後の違いの比較は、こちら。
1996年12月25日にマイナーチェンジ。
バルブスプリングのシングル化など吸排気系のさらなる高効率化をはかり、油面の高さを低くした新設計のオイルパンを採用するなど、エンジン各部の作動抵抗を低減し、レスポンス性を向上。1番と4番、2番と3番のシリンダーごとに設定された3次元マップによって点火時期を独立してコントロールして幅広い回転域で力強いパワーフィーリシグを発揮。サスペンションは、スムーズな減衰力特性を発揮するダンパー構造のH.M.A.S.を採用し、乗り心地と走行性能を向上。新形状のフロントフェンダーを採用。シートとシートカウル形状を変更。車体色は、ブラック。
1997年11月に特別・限定仕様のCBR600Fを発売。
車体色は、スモーキンジョー。
1999年4月23日にフルモデルチェンジ。型式は、BC-PC35
新排出ガス規制と新騒音規制の適合のために、二次空気導入装置の内蔵と静粛性の高いマフラーを装着。リアのスイングアームは、従来フレーム下端だけで支えていたが、今回エンジンのクランクケースを延長して、フレームとクランクケースで支えて、剛性を高め快適な乗り心地と優れた走行性能を両立。外観は、空気抵抗の少ないデザインとしながらも、キャブレターに外気を導入するダイレクト・エア・インダクションの導入孔を整然と配置するなど、徹底したエアマネジメントを追求。車体色は、ブラック×ブーンシルバーメタリック。
CBR600Fの1999年4月23日のフルモデルチェンジ前後の違いの比較は、こちら。
2000年1月13日にカラーチェンジ。
車体色は、イタリアンレッド。ホンダのウイング(翼)マークを車体側面に大きく配したカラーリングに変更。

2001年3月16日に「CBR600F」をフルモデルチェンジして、「CBR600F4i」を発売。
外観の変更や、PGM-FI、盗難抑止に効果的な「H・I・S・S」を採用した。車体色は、ウイニングレッド。
CBR600FとCBR600F4iの違いの比較は、こちら。

 

 

ここでは、上の黄色の部分
1995年4月25日発売のホンダ CBR600F(型式 PC25)と
1996年12月25日発売のホンダ CBR600F(型式 PC25)
の違いを比較しました。

 

 

1996年12月25日のマイナーチェンジ前後のスペック表の違い

※数字が大きい方がこの色

タイプグレード名 CBR600F CBR600F
モデルチェンジ区分 マイナーチェンジ マイナーチェンジ
型式 PC25 PC25
発売日 1995年4月25日 1996年12月25日
仕向け・仕様 国内向けモデル 国内向けモデル
全長 (mm) 2020 2025
全幅 (mm) 685 685
全高 (mm) 1130 1135
ホイールベース (mm) 1405 1405
最低地上高(mm) 130 130
シート高 (mm) 810 810
乾燥重量 (kg) 187 187
車両重量 (kg) 208 208
最小回転半径(m) 3 3
乗車定員(名) 2 2
燃料消費率 国交省届出(60km/h走行時)(km/L) 30 30
原動機型式 PC25E PC25E
原動機種類 4ストローク 4ストローク
気筒数 4 4
シリンダ配列 並列(直列) 並列(直列)
冷却方式 水冷 水冷
排気量 (cc) 599 599
カム・バルブ駆動方式 DOHC DOHC
気筒あたりバルブ数 4 4
内径(シリンダーボア)(mm) 65 65
行程(ピストンストローク)(mm) 45.2 45.2
圧縮比(:1) 12 12
最高出力(PS) 69 69
最高出力回転数(rpm) 11500 11500
最大トルク(kgf・m) 5.1 5.1
最大トルク回転数(rpm) 7500 7500
燃料供給方式 キャブレター キャブレター
燃料供給装置形式 VP60 VP60
燃料タンク容量 (L) 17 17
燃料タンク・リザーブ容量 (L) 3 3
燃料(種類) レギュラーガソリン レギュラーガソリン
満タン時航続距離(概算・参考値) 510 510
エンジン始動方式 セルフスターター式 セルフスターター式
点火装置 フルトランジスタ式 フルトランジスタ式
点火プラグ標準搭載・型式 CR8EH-9 CR8EH-9
点火プラグ必要本数・合計 4 4
搭載バッテリー・型式 YTX9-BS YTX9-BS
バッテリー容量 12V-8Ah 12V-8Ah
エンジン潤滑方式 ウェットサンプ式 ウェットサンプ式
エンジンオイル容量※全容量 (L) 4.2 4.2
エンジンオイル量(オイル交換時) (L) 3.4 3.4
エンジンオイル量(フィルタ交換時) (L) 3.7 3.7
推奨エンジンオイル(SAE粘度) 10W-30 10W-30
クラッチ形式 湿式・多板 湿式・多板
変速機形式 リターン式・6段変速 リターン式・6段変速
変速機・操作方式 フットシフト フットシフト
1次減速比 1.863 1.863
2次減速比 2.666 2.666
変速比 1速 2.927/2速 2.062/3速 1.646/4速 1.368/5速 1.200/6速 1.085 1速 2.927/2速 2.062/3速 1.646/4速 1.368/5速 1.200/6速 1.085
動力伝達方式 チェーン チェーン
スプロケット歯数・前 15 15
スプロケット歯数・後 44 44
チェーンサイズ 530 530
標準チェーンリンク数 110 110
フレーム型式 ダイヤモンド ダイヤモンド
キャスター角 25°05 25°05
トレール量 (mm) 94 94
ブレーキ形式(前) 油圧式ダブルディスク 油圧式ダブルディスク
ブレーキ形式(後) 油圧式ディスク 油圧式ディスク
ブレーキオイル適合規格 DOT 4 DOT 4
懸架方式(前) テレスコピックフォーク テレスコピックフォーク
フロントフォークタイプ 正立フォーク 正立フォーク
懸架方式(後) スイングアーム式 スイングアーム式
ショックアブソーバ本数(後) 1 1
タイヤ(前) 120/60ZR17 120/60ZR17
タイヤ(前)構造名 ラジアル ラジアル
タイヤ(前)タイプ チューブレス チューブレス
タイヤ(後) 160/60ZR17 160/60ZR17
タイヤ(後)構造名 ラジアル ラジアル
タイヤ(後)タイプ チューブレス チューブレス
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・前) 2.5 2.5
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・後) 2.9 2.9
スピードメーター表示形式 アナログ アナログ
メーター表示 エンジン回転計 有
エンジン回転計 有
メーカー希望小売価格/カラーバリエーション 755,000円(参考価格。消費税抜き) トリコロール 755,000円(参考価格。消費税抜き) ブラック
販売計画台数(国内・年間) 200台 200台

 

CBR600Fの1996年12月25日のマイナーチェンジ前後の違いを比較

 

CBR600Fの1996年12月25日のマイナーチェンジ前後の違いを比較

 

 

CBR600Fの1996年12月25日のマイナーチェンジでは、
CBR600Fの総合性能を一段と向上させるとともに、外観などを変更して発売。

 

 

CBR600Fの1996年12月25日のマイナーチェンジの主な変更点

 

  • エンジンでは、今回バルブスプリングのシングル化など吸・排気系をさらに高効率化し、油面の高さを低くした新設計のオイルパンを採用するなどして、エンジン各部の作動抵抗を低減させレスポンス性を向上。
  •  

  • 点火系は、1番と4番、2番と3番のシリンダーごとに、前もって設定された3次元マップによって、点火時期を独立してコントロール。従来からのスロットル開度センサーなどと組み合わせ、走りに応じた理想的な点火時期の供給が可能になり、一段と幅広い回転域で力強いパワーフィーリシグを発揮。
  •  

  • 軽量・高剛性の大径(41mm)のフロントフォークと、リザーバータンク付きリアダンパーに、今回スムーズな減衰力特性を発揮するダンパー構造(H.M.A.S.…Honda Multi Action System(複合的作動構造))を採用。さらにリアのアクスルトラベル長を従来モデルの110mm→120mmに変更するなどして快適な乗り心地と優れた走行性能を両立。
  •  

  • ブレーキでは、今回フロントディスクの板厚を従来モデルの4.0mm→4.5mmに変更。さらに焼結パッドの材質を変更するなどして、充分な制動力を確保しながら、フローティングのピンの数を10個→8個に変更して、重量の増加を抑えた。
  •  

  • 外観では、今回、空気抵抗を低減する新形状のフロントフェンダーを採用し、シートとシートカウル形状を変更して足つきを向上させながらよりスポーティーなイメージとした。シートカウル形状の変更に伴ってアルミ製のグラブレールを採用し、その形状を変更するなどして使い勝手を向上させた。

 

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