バンディット1200とバンディット1250の違いを比較

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バンディット1200とバンディット1250の違いを比較

 

スズキ バンディット1200 ABSの歴史

2000年3月24日に「バンディット1200」が新登場。型式は、BC-GV77A
冷却方式に油冷式を採用。排気量1156ccの直列4気筒DOHCエンジンをダブルクレードルフレームに搭載したビッグネイキッドモデル。シート下にU字ロックやレインウェアも収納できるスペースを確保。リアシート後ろの握りやすいグラブバーや荷掛けフックを備えた。5速ミッション。車体色は、2色(ソニックシルバーメタリック,ダークスペースブルー)。
2005年2月2日に特別・限定仕様の「バンディット1200」を発売。
ラインナップから消えていたネイキッド仕様のバンディット1200が復活。スズキのスポーツモデルをイメージさせる青と白のツートーンカラー(パールスズキディープブルー×グラススプラッシュホワイト)を採用。バックミラーを卵型のメッキタイプに変更。
2006年3月に「バンディット1200」をフルモデルチェンジ。型式は、BC-GV79A
エンジンには大きな変更はないが、フレームを一新。シートやタンクなど、多くの変更点があるが、ネイキッドタイプのバンディット1200は、メーターケースとヘッドライト部分の構成に顕著な外観の差異があった。シート高は770mm/790mmで切り替え可能。車体色は、2色(パールネブラーブラック、キャンディインディブルー)。
バンディット1200Sの2006年3月のフルモデルチェンジ前後の違いの比較は、こちら。
2006年9月22日に特別・限定仕様の「バンディット1200 ABS 油冷ファイナルエディション」を発売。
エンジンオイルを冷却媒体とする油冷エンジンを搭載するバンディットの最終モデルとして設定。燃料タンク上部に「油冷ファイナルエディション」エンブレム。標準仕様よりも乾燥重量が4kg重い。車体色にパールネブラーブラック。前後のホイールにゴールドカラーを採用。ABS(アンチロックブレーキシステム)を装備。2007年3月には、後継モデルとして、水冷エンジンを搭載したバンディット1250が登場。

 

 

スズキ バンディット1250 ABSの歴史

2007年3月24日に「バンディット1250 ABS」が新登場。型式は、EBL-GW72A
「バンディット1200」の後継モデル。平成19年排出ガス規制に対応するため、エンジンの冷却方式を油冷から水冷に変更し、燃料噴射装置をフューエルインジェクションに変更し、排気量が拡大され1,254ccとなったビッグ・バンディットの進化型モデル。ミッションは、5速から6速化され、ABS(アンチロックブレーキシステム)も全車に搭載された。シート高は、770mと790mmから手動で選択可能だった。車体色は、2色(グラファイトブルーメタリック、キャンディソノマレッド)。
2008年3月に「バンディット1250 ABS」を発売。
2010年6月8日に「バンディット1250 ABS」をマイナーチェンジ。
これまでの丸型ヘッドライトから、異形マルチリフレクターヘッドライトを採用した新しい顔となった。そのヘッドライト周りに合わせてメーターも新型に。前後ウインカーやテールランプ、フレームカバーも新しい。車体色は、2色(サンダーグレーメタリック、パールネブラーブラック)。

 

 

ここでは、
2006年9月発売のスズキ バンディット1200 ABS 油冷ファイナルエディション(型式 BC-GV79A)と
2007年3月発売のスズキ バンディット1250 ABS(型式 EBL-GW72A)
の違いを比較しました。

 

 

バンディット1200とバンディット1250のスペック表の違いを比較

※数字が大きい方がこの色

タイプグレード名 バンディット1200 ABS 油冷ファイナルエディション バンディット1250 ABS
モデルチェンジ区分 特別・限定仕様 新登場
型式 BC-GV79A EBL-GW72A
発売日 2006年9月 2007年3月
仕向け・仕様 国内向けモデル 国内向けモデル
全長 (mm) 2130 2134
全幅 (mm) 790 790
全高 (mm) 1095 1095
ホイールベース (mm) 1480 1480
最低地上高(mm) 130 135
シート高 (mm) 770 770
シート幅補足 790mm 2段階調整式 790mm 2段階調整式
車両重量 (kg) 238 249
最小回転半径(m) - 2.8
乗車定員(名) 2 2
燃料消費率 国交省届出(60km/h走行時)(km/L) 26.5 27
原動機型式 V719 W705
原動機種類 4ストローク 4ストローク
気筒数 4 4
シリンダ配列 並列(直列) 並列(直列)
冷却方式 油冷 水冷
排気量 (cc) 1156 1254
カム・バルブ駆動方式 DOHC DOHC
気筒あたりバルブ数 4 4
内径(シリンダーボア)(mm) 79 79
行程(ピストンストローク)(mm) 59 64
圧縮比(:1) 9.5 10.5
最高出力(kW) 74 74
最高出力(PS) 100 100
最高出力回転数(rpm) 8500 7500
最大トルク(N・m) 93 107
最大トルク(kgf・m) 9.5 10.9
最大トルク回転数(rpm) 6500 3500
燃料供給方式 キャブレター フューエルインジェクション
燃料タンク容量 (L) 20 19
燃料タンク・リザーブ容量 (L) 5 -
燃料(種類) レギュラーガソリン レギュラーガソリン
満タン時航続距離(概算・参考値) 530 513
エンジン始動方式 セルフスターター式 セルフスターター式
点火装置 フルトランジスタ式 フルトランジスタ式
点火プラグ標準搭載・型式 JR8B CR6E
点火プラグ必要本数・合計 4 4
搭載バッテリー・型式 YT12A-BS FT12A-BS
バッテリー容量 12V-10Ah 12V-36kC(10Ah)/10HR
エンジン潤滑方式 - ウェットサンプ式
エンジンオイル容量※全容量 (L) 4.6 3.7
エンジンオイル量(オイル交換時) (L) 3.3 3
エンジンオイル量(フィルタ交換時) (L) 3.5 3.5
推奨エンジンオイル(SAE粘度) 10W-40 10W-40
クラッチ形式 湿式・多板 湿式・多板
変速機形式 リターン式・5段変速 リターン式・6段変速
変速機・操作方式 フットシフト フットシフト
1次減速比 1.565 1.537
2次減速比 3 2.277
変速比 1速 2.384/2速 1.631/3速 1.200/4速 0.955/5速 0.833 1速 3.075/2速 2.058/3速 1.549/4速 1.304/5速 1.159/6速 1.070
動力伝達方式 チェーン チェーン
スプロケット歯数・前 15 18
スプロケット歯数・後 45 41
チェーンサイズ 530 530
標準チェーンリンク数 116 116
フレーム型式 ダブルクレードル ダブルクレードル
キャスター角 25°20 25°20
トレール量 (mm) 104 104
ブレーキ形式(前) 油圧式ダブルディスク 油圧式ダブルディスク
ブレーキ形式(後) 油圧式ディスク 油圧式ディスク
ブレーキオイル適合規格 DOT 4 DOT 4
懸架方式(前) テレスコピックフォーク テレスコピックフォーク
フロントフォークタイプ 正立フォーク 正立フォーク
懸架方式(後) スイングアーム式 スイングアーム式
タイヤ(前) 120/70ZR17 120/70ZR17
タイヤ(前)構造名 ラジアル ラジアル
タイヤ(前)荷重指数 58 58
タイヤ(前)速度記号 (W) (W)
タイヤ(前)タイプ チューブレス チューブレス
タイヤ(後) 180/55ZR17 180/55ZR17
タイヤ(後)構造名 ラジアル ラジアル
タイヤ(後)荷重指数 73 73
タイヤ(後)速度記号 (W) (W)
タイヤ(後)タイプ チューブレス チューブレス
ホイールリム形状(前) MT MT
ホイールリム幅(前) 3.5 3.5
ホイールリム形状(後) MT MT
ホイールリム幅(後) 5.5 5.5
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・前) - 2.5
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・後) - 2.9
ヘッドライト定格(Hi) 60W/55W 60W
ヘッドライト定格(Lo) - 55W
テールライト定格(制動/尾灯) 21W/5W 21W/5W
スピードメーター表示形式 デジタル デジタル
メーター表示 燃料計 有
エンジン回転計 有
燃料計 有
エンジン回転計 有
時計 有
ツイントリップ 有
車両装備 アンチロックブレーキ(ABS) 有
シート下収納(シート下トランク) 有
センタースタンド 有
アンチロックブレーキ(ABS) 有
センタースタンド 有
メーカー希望小売価格/カラーバリエーション 913,500円 パールネブラーブラック 997,500円 グラファイトブルーメタリック、キャンディソノマレッド

 

バンディット1200とバンディット1250の違いを比較

 

バンディット1200とバンディット1250の違いを比較

 

 

バンディット1200は、2000年3月24日に発売された。排気量1156ccの油冷4スト直列4気筒エンジンを搭載。油冷エンジンの良さは、エンジンを軽量コンパクトにできることと、力強いトルクが得られることだった。バンディット1200のシート下にはレインウェアが収納できるぐらいのラゲッジスペースがあり、デジタル式の燃料計も採用された。2006年3月にフルモデルチェンジされ、フレームなどを一新し、その6ヶ月後の2006年9月22日に、最終仕様車の「バンディット1200 ABS 油冷ファイナルエディション」が発売された。その約6ヶ月後の2007年3月24日には、後継モデルの「バンディット1250」が新発売された。

 

「バンディット1250」は、「バンディット1200」の外観はそのままに、新開発の水冷エンジンを搭載したモデル。この水冷エンジンは、「バンディット1200」の油冷エンジンに比べて、ストロークを5mm拡大し、排気量は「バンディット1200」の1156cc→1254ccに98cc拡大。最大トルクは93N・m→107N・mに向上し、これを「バンディット1200」の6,500rpmよりもさらに低回転となる3,500rpmで発生。また、二次バランサーが搭載され、騒音や振動を低減させ、よりスムーズなエンジンフィールを得た。

 

基本的な構成は、「バンディット1200」とたいして変わってないが、水冷エンジンの搭載に伴ってダブルクレードルフレームのダウンチューブを10%大径化し剛性を上げ、ミッションが5速→6速に変更された。全体のギア比は「バンディット1200」から再設定されたが、高速巡航時のエンジン回転数を低減した。

 

また、「バンディット1250」の発売の目的は、平成19年排出ガス規制に適合するためでもあったので、燃料噴射装置がキャブレターからフューエルインジェクションに変更された。このインジェクションシステムには、SDTV(Suzuki Dual Throttle Valve)が搭載され、スロットル操作に対して、理想的な吸気速度を補助的に制御し、リニアなスロットルレスポンスと共に、排出ガスの低減に貢献。

 

また、「バンディット1250」から、日本販売のモデルに限って、ABSが標準装備となった。ABS検出部はアクティブセンサーとし、センサーローターはプレート式を採用。

 

 

油冷のメリットは、水冷より軽量なことぐらいじゃないかな。

 

 

バンディット1250は、バンディット1200油冷ファイナルより車重が10kgくらい重くなったね。

 

 

バンディット1200乗りだけど、今日水冷のバンディット1250に乗らせてもらった。俺の印象からするとバンディット1250の方がより初心者には楽だと思った。

 

 

油冷と水冷を乗り比べてみたけど、油冷の方がアクセルレスポンスが素直だった。

 

 

2007年9月にスズキワールドで
バンディット1200 ABS 油冷ファイナルエディション 73万円、
バンディット1250 ABS 92万円で売ってた。

 

 

油冷ファイナルエディションも選択肢だったけど、キャブとインジェクションの違いで水冷に決めた。乗車頻度が少ないからキャブの掃除は面倒くさい。

 

 

油冷は結構振動あるから、スムーズなのを期待する人には、水冷をおすすめする。

 

 

これまでスズキが油冷にこだわってきたのは、水冷よりも重量を押さえながら、空冷よりも高い冷却性が実現できる高性能なエンジンだから。でも基本構造は、空冷と同じだから、今の排ガス規制を通すのは厳しい。特にこだわりがない人は、水冷を買ったほうがいい。

 

 

細かい冷却フィンを持つ油冷エンジンは他の物に変えられない美しさがある。

 

 

この前水冷のバンディットに試乗したけど、油冷よりパワフルな感じがした。どちらかというとGSFに近い感じだった。でも水冷には、独特のゴリッとした感じはないね。

 

 

おもしろいのは、油冷。
快適なのは水冷。
あと、油冷にするメリットだと、ABS無しが選べることぐらい。

 

 

水冷バンディット1250の最速アタック動画。
油冷バンディット1200Sの方が若干上は伸びやすいとのことだが。

 

 

油冷バンディッド1200Sなら、もうちょっと伸びてメーター読みで265〜270km/h行く場合がある(実側240〜245km/h)。このあたりは空力上で有利で比較的優れているSタイプ同士で、同タイプのメーター同士でも差があるから油冷バンディット1200の方が最速は出やすいのは最高出力発生回転数の違いだろうか?

 

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