CRF250ラリーの「2BK-MD44」と「2BK-MD47」の違いを比較

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CRF250ラリーの2020年12月17日のフルモデルチェンジ前後の違いを比較

 

ホンダ CRF250ラリーの歴史

2017年2月20日に「CRF250ラリー」が新登場。型式は、2BK-MD44
車体とエンジンは、通常仕様がベースだが、フロントは大型風防付きの2眼LEDヘッドライトに換装され、前後サスペンションも不整地走行を考慮した専用品を装備。ABS装着モデルの「CRF250ラリー ABS」とシート高を830mmまでローダウンした「CRF250ラリー Type LD」「CRF250ラリー Type LD ABS」も同時に発売。ABS仕様は、後輪側のABSの「ON/OFF」が可能。車体色は、1色(エクストリームレッド)の設定。
2018年3月2日にCRF250ラリーABSに新色を追加。
「CRF250ラリーABS」と「CRF250ラリーType LD ABS」に新色のブラックを追加し、従来色のエクストリームレッドと合わせて2色の設定。ABS非搭載のタイプは、エクストリームレッドのみの設定。
2019年3月26日に「CRF250ラリー」と「CRF250ラリー Type LD」がカラーチェンジ。
2019年モデルから、ABSが標準装備され、ABSのタイプ設定がなくなった。車体色は、2色(エクストリームレッド、ブラック)の設定。
2020年12月17日に「CRF250ラリー」をフルモデルチェンジ。また「CRF250ラリー<s>」をタイプ追加。型式は、2BK-MD47
エンジンの吸排気系を刷新して、低中回転域でのパワフルかつ扱いやすい出力特性を獲得。新設計フレームを採用し、4kg軽量化。ガソリンタンク容量が従来の10Lから12Lへ変更。クラッチ操作力を軽減させるアシストスリッパークラッチを採用。振動を減らすためにインナーウェイトを内蔵したハンドルバーを採用。オフロード走行性能を向上させた仕様の「CRF250ラリー<s>」は、標準モデルから前後のサスペンションストロークを伸ばし、シート高は、標準モデルの830mmから885mmに変更。車体色は、どちらも1色(エクストリームレッド)の設定。
CRF250ラリーとCRF250ラリー<s>の違いの比較は、こちら。
2023年1月26日に「CRF250ラリー」と「CRF250ラリー<s>」をマイナーチェンジ。型式は、8BK-MD47
平成32年(令和2年)排出ガス規制に適合し、型式が「8BK-MD47」に変更。車体色は、「CRF250ラリー」、「CRF250ラリー<s>」ともに1色(エクストリームレッド)。
CRF250ラリーの「型式2BK-MD47」と「型式8BK-MD47」の違いの比較は、こちら。

 

 

ここでは、上の黄色の部分
2019年3月26日発売のホンダ CRF250ラリー(型式 2BK-MD44)と
2020年12月17日発売のホンダ CRF250ラリー(型式 2BK-MD47)
の違いを比較しました。

 

 

CRF250ラリーの2020年12月17日のフルモデルチェンジ前後のスペック表の違いを比較

※数字が大きい方がこの色

タイプグレード名 CRF250RALLY CRF250RALLY
モデルチェンジ区分 カラーチェンジ フルモデルチェンジ
型式 2BK-MD44 2BK-MD47
発売日 2019年3月26日 2020年12月17日
仕向け・仕様 国内向けモデル 国内向けモデル
全長 (mm) 2210 2200
全幅 (mm) 900 920
全高 (mm) 1425 1355
ホイールベース (mm) 1455 1435
最低地上高(mm) 270 220
シート高 (mm) 895 830
車両重量 (kg) 157 152
最小回転半径(m) 2.3 2.3
乗車定員(名) 2 2
燃料消費率 国交省届出(60km/h走行時)(km/L) 44.3 46
燃料消費率 WMTCモード値(km/L) 33.1 34.8
原動機型式 MD38E MD47E
原動機種類 4ストローク 4ストローク
気筒数 1 1
シリンダ配列 単気筒 単気筒
冷却方式 水冷 水冷
排気量 (cc) 249 249
カム・バルブ駆動方式 DOHC DOHC
気筒あたりバルブ数 4 4
内径(シリンダーボア)(mm) 76 76
行程(ピストンストローク)(mm) 55 55
圧縮比(:1) 10.7 10.7
最高出力(kW) 18 18
最高出力(PS) 24 24
最高出力回転数(rpm) 8500 9000
最大トルク(N・m) 23 23
最大トルク(kgf・m) 2.3 2.3
最大トルク回転数(rpm) 6750 6500
燃料供給方式 フューエルインジェクション フューエルインジェクション
燃料供給装置形式 PGM-FI PGM-FI
燃料タンク容量 (L) 10 12
エンジン始動方式 セルフスターター式 セルフスターター式
点火装置 フルトランジスタ式 フルトランジスタ式
点火プラグ標準搭載・型式 SIMR8A9 -
点火プラグ必要本数・合計 1 -
搭載バッテリー・型式 YTZ8V -
バッテリー容量 12V-7.0Ah10HR -
エンジン潤滑方式 ウェットサンプ式 ウェットサンプ式
エンジンオイル容量※全容量 (L) 1.8 -
エンジンオイル量(オイル交換時) (L) 1.4 -
エンジンオイル量(フィルタ交換時) (L) 1.5 -
推奨エンジンオイル(SAE粘度) 10W-30 -
クラッチ形式 湿式・多板 湿式・多板
変速機形式 リターン式・6段変速 リターン式・6段変速
変速機・操作方式 フットシフト フットシフト
1次減速比 2.807 2.807
2次減速比 2.857 2.857
変速比 1速 3.332/2速 2.117/3速 1.570/4速 1.304/5速 1.103/6速 0.967 1速 3.538/2速 2.250/3速 1.649/4速 1.345/5速 1.115/6速 0.925
動力伝達方式 チェーン チェーン
スプロケット歯数・前 14 14
スプロケット歯数・後 40 40
チェーンサイズ 520 -
標準チェーンリンク数 106 -
フレーム型式 セミダブルクレードル セミダブルクレードル
キャスター角 28°05 27°30
トレール量 (mm) 114 109
ブレーキ形式(前) 油圧式ディスク 油圧式ディスク
ブレーキ形式(後) 油圧式ディスク 油圧式ディスク
懸架方式(前) テレスコピックフォーク テレスコピックフォーク
フロントフォークタイプ 倒立フォーク 倒立フォーク
懸架方式(後) スイングアーム式 スイングアーム式
ショックアブソーバ本数(後) 1 1
タイヤ(前) 3.00-21 80/100-21
タイヤ(前)構造名 バイアス バイアス
タイヤ(前)荷重指数 51 51
タイヤ(前)速度記号 P P
タイヤ(前)タイプ チューブタイヤ チューブタイヤ
タイヤ(後) 120/80-18 120/80-18
タイヤ(後)構造名 バイアス バイアス
タイヤ(後)荷重指数 62 62
タイヤ(後)速度記号 P P
タイヤ(後)タイプ チューブタイヤ チューブタイヤ
ホイールリム幅(前) 1.6 -
ホイールリム幅(後) 2.15 -
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・前) 1.5 -
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・後) 1.75 -
ヘッドライトタイプ(Hi) LED LED
テールライト定格(制動/尾灯) 21/5W -
スピードメーター表示形式 デジタル デジタル
メーター表示 燃料計 有
エンジン回転計 有
時計 有
ツイントリップ 有
ギアポジション 有
燃料計 有
エンジン回転計 有
時計 有
ツイントリップ 有
車両装備 ハザードランプ 有
アンチロックブレーキ(ABS) 有
ハザードランプ 有
アンチロックブレーキ(ABS) 有
スリッパークラッチ 有
メーカー希望小売価格/カラーバリエーション 702,000円(消費税抜き本体価格 650,000円)エクストリームレッド、ブラック 741,400円(消費税抜き本体価格 674,000円)エクストリームレッド
販売計画台数(国内・年間) CRF250 RALLY 900台 CRF250 RALLY/CRF250 RALLY<s> 合計 1,500台

 

CRF250ラリーの2020年12月17日のフルモデルチェンジ前後の違いを比較

 

CRF250ラリーの2020年12月17日のフルモデルチェンジ前後の違いを比較

 

 

今回のCRF250ラリーのフルモデルチェンジの開発コンセプトは、「The Dakar Replica 週末の冒険者」。市街地からオフロードまで幅広いシチュエーションでの扱いやすさと、従来から好評を得ているツーリング性能や快適性をより一層向上させる開発を行った。

 

 

CRF250ラリーの2020年12月17日のフルモデルチェンジの主な変更点

 

     

  • エンジンの吸排気系を刷新することによって低中回転域でのパワフルかつ扱いやすい出力特性を獲得。フレームは軽量化された。
  •  

  • デザインは、ダカールラリーに参戦するレーシングマシン「CRF450 RALLY」の思想を受け継いだ、ウインドプロテクション性能に優れた大型ウィンドスクリーンやカウル、フレームマウントの左右非対称の二眼LEDヘッドライトによって、250ccクラスの枠を超えた威風堂々とした存在感のあるスタイリングに。
  •  

  • カラーリングは、CRF450 RALLY を彷彿させるエクストリームレッドの1色の設定。
  •  

  • 新たに容量12Lの大型フューエルタンクを採用し、燃費性能とツーリング性能を向上。(従来モデルのタンク容量は10L。)
  •  

  • ハンドルウェイトの採用やステップにラバーを追加するなど各部の熟成を図り、振動の軽減や快適性、居住性を追求した。
  •  

  • クラッチがアシストスリッパークラッチになった。
  •  

  • 日常での扱いやすさと足つき性に配慮した最低地上高220mm(従来モデルは、270mm)、シート高830mm(従来モデルは、895mm)となった。シート高は、2019年モデルまでのタイプLDと、2021年の標準仕様のシート高が同じ(830mm)。
  •  

  • メーターにギアポジションを追加。
  •  

  • 2019年モデルは、標準仕様とタイプLDの2タイプのラインナップだったが、2021年モデルは、標準仕様とサスストロークの長い<s>タイプというラインナップになった。
  •  

 

 

CRF250ラリーの2020年12月17日のフルモデルチェンジ前後のスペック表の違う部分

 

●発売日
2019年3月26日 → 2020年12月17日

 

●モデルチェンジ区分
カラーチェンジ → フルモデルチェンジ

 

●型式
2BK-MD44 → 2BK-MD47

 

●全長 (mm)
2210 → 2200

 

●全幅 (mm)
900 → 920

 

●全高 (mm)
1425 → 1355

 

●ホイールベース (mm)
1455 → 1435

 

●最低地上高(mm)
270 → 220

 

●シート高 (mm)
895 → 830

 

●車両重量 (kg)
157 → 152

 

●燃料消費率 国交省届出(60km/h走行時)(km/L)
44.3 → 46

 

●燃料消費率 WMTCモード値(km/L)
33.1 → 34.8

 

●原動機型式
MD38E → MD47E

 

●最高出力回転数(rpm)
8500 → 9000

 

●最大トルク回転数(rpm)
6750 → 6500

 

●燃料タンク容量 (L)
10 → 12

 

●変速比
1速 3.332 → 3.538
2速 2.117 → 2.250
3速 1.570 → 1.649
4速 1.304 → 1.345
5速 1.103 → 1.115
6速 0.967 → 0.925

 

●キャスター角
28°05 → 27°30

 

●トレール量 (mm)
114 → 109

 

●タイヤ(前)
3.00-21 → 80/100-21

 

●メーター表示
ギアポジション 無し → ギアポジション 有

 

●車両装備
スリッパークラッチ 無し → スリッパークラッチ 有

 

●メーカー希望小売価格(税込み)
702,000円 → 741,400円

 

●販売計画台数(国内・年間)
CRF250 RALLY 900台 → CRF250 RALLY/CRF250 RALLY<s>合計1,500台

 

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